第28章 子達の来訪
アイズ(よかった…間に合った(ほっ))
数分前
フィン「アイズ!ケイトがどこに行ったか知らないか!?」
アイズ「?オラリオ全体の地図を書いて、そこに書くって息巻いて…
門あたりに走っていったけれど」
フィン「ちょうどここから見えるな。
!!…あれはっ」さあっ!!
次の瞬間、フィンの血の気が引き、真っ青になった。
アイズ「?どうしたの?」きょとん
フィン「アイズ、あれを狙えるか!?
ちょうど今手渡しているチョーカーだ!」
アイズ「う?うん(どうしたんだろう?」
フィン「あれは隷属の首輪だ!チョーカーに似せてあるが、あれを付ければ!
アイズ「わかった!
(ここから飛んでも間に合わない。なら…)
【吹き荒れろ(テンペスト)】、【風(エアリエル)】!!」
たっ!←窓の縁を掴み抜剣し、窓の下の壁を足場に構える
アイズ「リル・ラファーガ!!」
フィン「やれやれ…
疼きも収まったわけだけれど…もう一波乱、あるかな?」
小人族は目がいい。
Lv.8までランクアップした恩恵も相まって、ちゃんと見極めることが出来た。
そのことに安堵の溜息を零しながら、僕もまた飛び降りて門へと走っていった。
リヴェリア「どうやら勉強が必要なようだな」
ケイト「いや、外見知らなかったからつい!;
好意を無下にするのもなあって考えちゃって;」あせあせ
リヴェリア「気持ちはわかるがそれで奴隷にされれば世話はない」淡々
ケイト「ぐっ;」ぐさっ!!
フィン「とりあえず、拘束させてもらうよ」
アル「ぐるぐる巻きだー!!」だっ!!
ディ「お縄に付けええ!!」だだっ!!
そう言いながら、動けない男の人の周囲を各々縄の端を持ったアルとディがぐるぐると回り、瞬く間に拘束した。
フィン「……本当に、誰に似たんだろうね?^^;」
ケイト「私はそういう言葉教えてないよ?;
まあ…前世での極東の知識の中にあるっちゃあるけども;」たらたら
ケイトか…;
いや、縛った状態で気絶させる徹底ぶりは…僕似なのかな?