第28章 子達の来訪
ケイト『ふぎゃああああっ!!;』
ガレス『何をする!?せっかくいい所だったというのに!』ぷりぷり
リヴェリア『毎朝毎朝いい加減にしろ!
いくら疲労や怪我が一瞬で治るとはいえ限度がある!!』
ガレス『周りに迷惑は掛かっとらんじゃろう?
数値も1000を突破しての大台にかかる所だったというのに!邪魔立てするでないわ!!』
ケイト『冷たい、氷、え?何で!?;』がたがた
リヴェリア『もう朝だ、いい加減にやめろ』
ケイト『ええ!?;せっかくいい所だったのに!;』
ガレス『そうじゃ!ケイト!言ってやれ!!』
リヴェリア『迷惑だ!!』
ケイト『え!?;せっかくの血が沸き肉躍る感覚がああ;』がっくり
リヴェリア『確かに以前「やってもいい」とは言ったが数分だけだ。
当に過ぎているし5分も経っている!
周囲を見ろ。草が全てゆで上がってしまったぞ!!』
ケイト『あちゃー;』
ガレス『僅か5分で事足りるわけがあるか!!10分は寄越せ!!』
リヴェリア『そんなことをしていればホームにまで影響が出るだろう!!結界内を熱帯にするつもりか!?
ただでさえ熱帯のような温度に当てられて苦しんでいる者達がいるんだぞ!?』ビシッ!←ドンと爆太郎を指差す
ガレス『それがどうした!?マグマの方がもっと熱いぞ!
正直に言ってこれらは序盤!生温いんじゃ!!(かっ!!)
もっと時間を寄越せ!!』
リヴェリア『約束の時間を忘れてどうする!?
話にならん。
これだから野蛮なドワーフは!(ふいっ』ツーン←顔逸らし
ガレス『何じゃと!?
聞き捨てならんぞ!高慢ちきなエルフめ!!』あ゛!?
フィン『やれやれ…^^;
まるで昔に戻ったみたいだ』苦笑←ソード・オラトリア漫画9巻参照
そう言いながら僕は『いつも通り』ケイトの身体に付いた氷水を拭った。
ケイト『いつもありがとう、フィン。
とりあえず元に戻すね。復元!』
そう言ってケイトは『いつも通り』草やドンや爆太郎に復元をかけて治した。
それらの叫び声は修業空間における合宿において目覚まし代わりになっているようだ。
というのも…
『んー?もう朝か;』伸び
『ほら!起きろ起きろー!』
という声が周囲から聞こえてくるからに他ならない。
そうして…
『修業空間』という名の、結界内における修業の朝は始まりを告げる。