第28章 子達の来訪
「ラウル…結婚してください!」←本日二度目
ラウル「い、いや、そのっ//」おろおろ
アル「あほか!!未来に過去の人は連れてっちゃいけない!
お父さんとの約束事だっただろ!」
「じゃあせめてここでだけでも」
アル「お前は狙ったら離さないだろ!そもそも一度だって諦めたこともないじゃんか!」
「諦めてばっかの人よりはマシ!」
アル「じゃあなんでそんな奴なんだよ!!」
「優しくて気立てがよくって!」
ラウル「いやあ//」後ろ頭かく←どこか嬉しそう
「馬鹿で魔が差して魔石ちょろまかして!」
ラウル「ぐふっ!」どすぅっ!!
「自信もなくて死ぬ死ぬ死ぬうっとおしくって」
ラウル「ぐはぁっ」どすどすぅっ!
「ヘタレで情けない馬鹿だけど仕方ないでしょう!!?」
ラウル「ごはぁーっ!」どごおんっ!!
「いざって時は頑張るし頼りになるし!それに丸ごと惚れちゃったんだから!!
未来ではダメだったけどここではいけるはず!
恋は度胸だってティオネお姉ちゃんも言ってたもの!」ぐっ!!
アル「…その未来の旦那がお前の言葉で瀕死だぞ?;」ラウル指差す
ラウル「ひっ…ひどいっす!;」ぐすん&ぷるぷる←倒れ伏してる
「馬鹿って二回も言ったぞ…;」
「ラウル…」
『どんまい!』
ラウル「どんまいじゃないっす!助けてください!今すぐに!!」
「わかったわ!あなたを助ける!どうしたらいい!?」
ラウル「違うっすよおお!;」
ケイト「…えっと…これ、どういう状況?;」←走れないのでフィンに担がれてきた人
「お母さーん!!!」だんっ!
ぴくっさっ←咄嗟に伏せた
どっごぉん!!
「避けないでよお母さん!」
ケイト「妊婦が食らっていい抱擁じゃないわ!壁見んか!;」ビシッ!
指差す先はクレーター上にへこんだ壁があった。
って等身大の破片が降ってきた!;
それに気付いた瞬間、フィンが槍で砕いて護ってくれた。
礼を言うと、「大したことはしていない。無事でよかった」と微笑んで言って、頭をそっと撫でてくれた。
はあ~、好き///(うっとり&感涙(涙目))←惚気切っている
互いに好きで仕方がない=相思相愛の形はこれだ!と、アルは必死に妹へ訴えかけていた。