第28章 子達の来訪
アル「お父さん、仕事人間だからってお母さんに寂しい思いさせたらダメだよ?
そりゃ団長だから仕方ないかもしれない。でも…お母さん、泣いてたから」
ケイト「!!?え?いや、でも別に大丈夫で;」あわあわ
フィン「興味深いね。聞かせてもらってもいいかい?」ぐいっ←ケイトの口を塞ぐ
アル「僕達の前でも気丈に振る舞ってたけど…泣いてたよ。
お父さんも僕達もいない場所で、一人きりになってから」
フィン「…………そうか。
気を付けるよ。
教えてくれたこと、心から感謝する」
アル「うん。
わざわざ過去に来たのはその為でもあるからね(にや)
どうせお母さんが蘇るのなら…幸せそうに笑うお母さんの顔が見たいから^^」
ロキ「うるっ!)ほんまにええ子やなあ!よしよしよぉし」なでなで
アル「ロキはもう少し子離れしたほうがいいよ」顔顰め
涙目でアルの頭をロキは撫でまくり、アルは手で顔を離させていた。
ケイト「妹のお名前は?」
アル「歴史を変えたくないから教えない!」
ケイト「でも待って。妹がクリエイトを持っているってことはさ…
時間渡航魔法作れるんじゃないの?」
アル「……あ」
どぉんっ!!
それに気付いて察した瞬間、何かが爆発した音がした。
アル「あーーー!
またやらかしたなあの馬鹿!!;」だっ!
ロキ「…また、恩恵が増えたわ;」ぽつり
『………え?;』
その後、慌ててアルを追いかけていくと…金髪の自分に似た女性がいた。
そして、ラウルを前に片膝をついて叫ぶ所で、アルがちょうど着いた所だった。
「ラウル…結婚してください!」
『えええええ!!?』
アル「この馬鹿妹!せっかく僕が一人でやって来たって言うのに!!」
「だってお母さん守るんでしょ!?私も守る!
そしてこの人と結婚する!!」だきっ!←ラウルの腕を抱き締める
『ええええええええええええええ!!!?』
まさかの告白を通り越してのプロポーズに、周囲はただただ唖然とするばかりだった。
え?;どういうこと?;←状況に頭がついていっていない