第28章 子達の来訪
「僕の名はアルバート・グレイロア・ディムナ。
小人族にとって高貴な光となることを願ってつけられたそうだ。
親しい人はアルと呼んでいる」
ロキ「見れば見るほど、聞けば聞くほど、ほんまにそっくりやなあ…」じいー
アル「僕はお母さんとは違って可愛いげはないよ?」くす
ガレス「返し方までそっくりじゃわい。フィンによく似とる」
フィン「ははっ…さて、どうしたものやら^^;」
ロキ「別に受け入れてもええと思うで?
既にLv.…いくつやった?」
アル「まだ5!でも完全にものにしてみせる!そして8になるんだ!」
ロキ「いきなり恩恵が増えた時はビビったで!;」
アル「そこは済まない^^;
でもわかって欲しい。
お母さんを救う為に、僕は時空を越えてきたんだから」
リヴェリア「…フィンだな」
ガレス「フィンじゃな」
ロキ「フィンや」
フィン「…何で揃いも揃って僕と見比べるのかな?^^;」
フィン以外『そっくりだから』
アル「でもベートとも遊びたいなあ」
ケイト「何やってたの?」
アル「ンー…正確にはベートの子供でね」
『はあっ!!?;』目を丸くしてる
アル「届きそうになった所でボールを蹴ってあっちこっちへ移動誘導させるんだ。
意外と楽しいよ^^」にっこり
ケイト「人をおちょくって楽しむ点は…ねえ?」ちらっ
じいいいい
フィン「何で揃いも揃って僕を?;」たらーり←汗が頬を伝う
リヴェリア「人をからかって平手打ちを受けたお前が言えたことか?」じと目←282ページ参照
フィン「やれやれ…肩身が狭いね^^;」
手を組んで肘を机につけたまま肩をすくめながら苦笑した。
アル「ねえねえ、お父さん、お母さん!
もうお母さんのお腹の中には僕とディ、妹がいるでしょ?」
ケイト「うん、いるけどまだ産まれてなくって」
アル「出産の現場大変だったんだよね?
確か普通は一人一人出ていくのに二人いっぺんに出ようとしちゃったから。
あの時は本当に痛くって、お腹が破裂するかと思ったって言ってた!」
ケイト「……うん…それはちょっと聞きたくなかったな…;」ずうううん←肩落とす
フィン「アミッドに伝えておくよ^^;」ぽんぽん
慰めるように肩を軽く叩き、そっと撫でてくれた。
その後…それから3か月も経たない内にそれを実感するなど、誰が思っただろうか?;