第28章 子達の来訪
ケイト「あ、あのさ…妹っている?
アミッドから二人身ごもってるって聞いたんだけども」
「いるよ」こっくり
ケイト「二卵性の双子?」
「うん!(こっくり)
僕と違って金髪でね?
僕とは違ってクリエイトを受け継いだらしい」
ベート「何で連れてこなかったんだよ」眉顰め
「可愛い妹だよ?
傷付く可能性だってあるのに連れていけるわけないじゃん!」
「何言ってんの?馬鹿?」といった空気で返される中
ティオナ「…フィン?」
ケイト「…フィンだ!」
ベート「この糞生意気な口の利き方はフィンしかいねえ!!」わなわな
ケイト「何を!!?お前の方が生意気だ!
寧ろお前が生意気じゃなかったら世界滅ぶわ!世界中の人間滅ぶわ!
お前が生意気じゃないんなら生意気って概念自体が消し飛ぶわあああああ!」
ベート「そこまで言うか!?;」
「ぶふぅっ…あっはっはっはっはっ!
はっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
ケイト「笑い方までフィンにそっくりだ…髪色と髪質だけ私に似ちゃってまあ…;」汗
「お母さん全然変わってない!!
あっはっはっはっはっ!」
笑い転げる小さい黒髪のフィンに、どうしようかと悩むばかりだった…
ベート「…笑うツボまでフィンにそっくりなんだな」
ケイト「って言うか食事どうしよう?;」
「ああ、まだ食べてなかったの?食べて食べて」あっさり
結局、奢ってもらったものの…子供もついてきた。
子供の分は私が払った。やむなし…;
そうして、9:10になってから執務室に集められた。
「全然老けてない!変わってない!」
うろちょろうろちょろ
無論、その子供は6年後のフィンを知ってるようで
フィンの周りをぐるぐると、好奇の目を向けながら楽し気に走り回っていた。