第27章 変化
治療院でケイトが目を覚ますまで正直、僕は生きた心地がしなかった。
ケイトが起きるまで常に寄り添い、脈を確認して息を確認してと落ち着かない心地でい続ける最中…
ケイト「……何してるの?;」ぼー←起きたて
フィン「!!
ケイト!何か異常はないかい!?」ずいっ!!←ベッドへ詰め寄る
ケイト「いや…何も、ないけど?」むくっ&ごしごし←上体を起こして目を擦る
フィン「体で辛い所は!?」ずいずいっ←ケイトへ詰め寄る
ケイト「いや、だから別に何も」
フィン「正直に言ってくれ!!」
ケイト「んー、でも別にないs
フィン「無理をしないで言って欲しい!
この際だ。包み隠さず言おう。
はっきり言ってあの合宿の時に行為ができなかったことは辛かった!」胸に手を当てて叫ぶ
ケイト(何言ってるの?;)きょとん&瞬き
フィン「君の辛いことは何だ!?
包み隠さず忌憚のない意見をぶつけてくれ!!」
ケイト「うん…まずはその話題が出て欲しくなかった;
それと落ち着いて会話しよう?;」
フィン「ケイト…」ぽろっ
ケイト「!?;」ぎょっ!
フィン「死なないでくれっ。頼むからっ;
あんな風に、またっ;;」ぼろぼろ
ケイト「だから落ち着いてってば!!;戻ってこい!!;」
フィン「ケイトっ;;ケイト;」ぎゅううううっ
ケイト「重いわああ!!!;嬉しいけど!!;
確かに嬉しいけどもやっかまし!!けたたましい!かったらしか!!;」じたばた
こんこんこん←開いたままの扉にノック音をアミッドは立てた
ケイト「!」ちらっ←扉へと目を向ける
アミッド「あの…起きたのはわかりましたので、静かにお願いします;」
ケイト「あ…ごめんなさい;(ぺこり)
所で、何でフィンはこうなっちゃったの?;
何で、もうすぐ死ぬ人のようにされてるの?;」
アミッド「はあああ…;
まずは、誤解を解きますね。
あなたを抜きで言う訳にもいかず、言いあぐねていたことがその要因ですので…
おめでとうございます」にっこり
ケイト「?何が?」
アミッド「いえ…ご懐妊です//」ぼそ
『………』
おめでたの件が明かされたその時…僕の脳は機能を停止し、頭が真っ白になった。