• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第27章 変化





ティオナ「でやああ!!」
アイズ「はああっ!!」

ががががっ

起き上がろうとするそれに絶え間なく攻撃を繰り出すティオナとアイズ。


ガレス「大人しく横たわっとれ!!」
アイズ&ティオナ『!』さっ!←咄嗟に背後へ跳ぶ
どごぉ!!!

それと共に、ガレスが上空へ跳んでミノタウロスへ盾で上から押し潰すかのように叩き付けた。


ティオナ「ガレス、危ない!;」
ガレス「もたもたするな!早く押さえ込め!!」

ケイト「おかしい…刺さらない」
ベート「何ぼけっとしてやがる!!」
ティオネ「援護!」

ケイト「はっ!)あいよっ!!」

パイオニアを5つのピックに変えながら再び纏わせつつ、腹、両前腕部、両脛に五体を固定するように深く突き刺した。


ケイト「なるほど…鋭さか」

ばっ!←左手をパイオニアへかざして先端を太く鉤状に変化させ、端も釘のように円状に変えて抜けにくくする


フィン(よし、固定が終わった)ちらっ←リヴェリアを見やる

リヴェリア「詠唱は終わった)…」こっくり←深く頷く

フィン「頷)総員退け!!」
『!』ばっ!

そして皆が第二軍の構える大盾まで退いた直後

リヴェリアの【レア・ラーヴァテイン】が、ミノタウロスの横たわる地面のみへと炸裂する。



リヴェリア「【レア・ラーヴァテイン】!!」

その爆発は閃光の如く瞬き、迷宮の地面を赤いマグマと化し、太陽の如く在り続けるそれとなって…


ピシッピシシッ

リヴェリア「っ!くっ」ぎり

魔法石にヒビが入る最中、ケイトの渡したパイオニアの欠片によって修復されていく。


リヴェリア「!(この為か…」

凄まじい熱量は絶え間なく上昇気流を生み出し続け、魔法陣越しにロキ・ファミリアを炙った。

100m以上離れていてもなお肌を焼き爛れさせかねない超高熱。
それが周囲の地面まで熱し、瞬く間に赤熱してドロドロに溶かす。


その火柱の高さもミノタウロスのそれに合わせて圧縮されたそれは…

今もなお、押さえ付けるそれから解き放たれようと暴れ、もがき続ける――



リヴェリア「うおおおお!!」

それを抑え込む為、リヴェリアは杖に両手を重ね、咆哮し…

最後に在り得ない衝撃波が周囲を包み込み、四散した。


熱風となったそれは…ミノタウロスのいた地点を中心に80m四方にある壁を塵も残さずに吹き飛ばした。


/ 5286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp