第27章 変化
フィン「それについては否定しないよ。
ケイトの行く手を阻むなら全て滅ぼすさ。たとえそれが身内であってもね」
ガレス「しかしのお…ケイトが一番嫌うやり方ではないか?
知った時が大変じゃのお。
大っ嫌いだと言われるかもしれんが大丈夫か?」
フィン「ギクッ!!)…;」たらたら
テロップ『汗が滝のようだ』
フィン「(脳内シュミレーション中)……」がくっ←跪く
ガレス「まあお主のことじゃ、うまい言い訳でも考えているに違いない。
そろそろわしの番じゃ。行ってくr
ガシッ!!←ガレスの肩を掴む
フィン「待ってくれ」
ガレス「む?どうした?」
フィン「……何とか…うまい言い訳はないかい?;」汗←縋るような眼
ガレス「ないのお」
フィン「そこを何とかお願いできないだろうか?
知った後で嫌いだと叫ばれる未来以外浮かんでこない!;
何を言っても同じ言葉ばかりが返ってくる;」たらたら
ガレス「知らんわい。諦めろ、正面から話し合え。
ケイトのことじゃ。お主の気持ちぐらい見抜けんとは思えんが…
まあ、嫌いだと言われるのも仕方ないわい。
いじめっ子と同じやり方で貶めたのも同じじゃろうしのお」
フィン「グサッ!!)!!」
ガレス「じゃがその洗脳によってケイトは我を持てず、自分というものを持ってはいけないものだと思い込むに至った。
常に周囲に護ってくれる者などおらぬ、全てが否定、拒絶の意見ばかり。大人も子供も共通して精神的な暴力=犯罪行為をしてくる。
自分の味方は、自分一人だけじゃ。
自分一人だけがおかしいんだと思い込むのも仕方がないわ。
そうしてケイトは自分などどうなってもいい、死んだ方がいい存在なのだと思い込み
周囲はそれを止めず、せせら笑い、一人に追い込み続け、どうあっても変わらぬ受け付けぬその態度は、ケイトのそれを加速させた。
お主が見ていられんのもわかるし、もし逆に今もされとるなら死んでも止めたじゃろう。
まあもし仮に止める人間がおっても巻き込まれるのがオチじゃ。余計に傷は深まるばかり…
と、ここまで話せばあとは自分の頭で考えつくと思うが?」
フィン「……そうだね…」
ガレス「そもそもケイトが他人を拒絶する所なぞわしは見たこともないぞ?
よっぽど腹が立たん限り言わんはずじゃ。
ささやかな復讐として受け取る可能性の方が大だと思うが?」