第27章 変化
~魔力を順番にリヴェリアへ渡している間の他の会話(ガレスとフィンの場合)~
ガレス「所でフィン、銃は使わんのか?」←879ページ参照
フィン「ダメだ。最大威力のあれは階層全てを巻き込む。
それに、拳銃が龍人化の魔力に耐え切れるとは思えない。
撃った後のケイトを見ただろう?まだまだ余裕だった」
ガレス「ふむ。つまりを言うと…あれでは、全力を生かしきれんということか」
フィン「そういうことだ。
武器よりはケイトの方がうまく使えるだろうからね」
ガレス「なるほどの…
フィンよ」
フィン「?何だい?」
ガレス「昂ぶった体をケイトへぶつけんでいいのか?」
フィン「ぶふっ!←吹いた
…な…何で今、そんなことを?^^;」
ガレス「いや…戦場が終わったら思う存分ぶつけるといいわい。
25日間お預けで辛かろう?」
フィン「そんなことはないよ?!;←声が上ずっている
身体自体、時間はさほど経っていないわけだし」
ガレス「そうか。欲情せんのか。
男は命の危機に陥った時に生存本能からたつそうじゃg
フィン「済まないがそういう話は戦闘が終わってからにしてくれ!;」
ガレス「そうじゃのお。
所で、親指の疼きはどうじゃ?」
フィン「…不思議なことに、今の所は何ともない。
恐らく…あの攻撃を避けれるほどに成長したからだろう」
ガレス「うむ。修業三昧じゃったからの。
…今回のことで、ようやっと洗脳も解けたかのお?
己の命などどうなろうが知ったことかというケイトの雰囲気も和らいだ気がするわい」
フィン「ああ…本当に…本気で、心から自らの死に対して喜びを感じるほどだ。
やっと死ねると心から嬉しそうに笑っていたあの満面の笑みは、未だ脳裏から離れてはくれない」嘆息&腕組←どこか沈んだ面持ち
ガレス「じゃが、ショック療法とは言え…やり過ぎではないか?」
フィン「いや…実は、狙ったわけではないんだ^^;
ただ…彼女の傷付いた姿を、これ以上見ることに堪えられなくてね…;
あの認識を叩き込んで狂わせたクズにはいずれ始末をつけたいね。反吐が出る」真っ黒&激怒露わ
ガレス「いずれにしろケイトの英雄譚の本が広まった時点であの街が今後まともにやっていけるとも思えんがのお。
情報提供に自ら率先して協力しておったのもそれでじゃろう?
相変わらず食えん奴よ」嘆息