第27章 変化
アイズ「ケイト、そろそろ」
ケイト「あ、うん!
オッタルもそろそろ押されてきてるし行こう!
リヴェリア、魔力は集まり切った?」
リヴェリア「ああ。あとは詠唱だけだ」
ケイト「わかった。
第二軍は大盾以外、他のモンスターを倒すのに専念して。詠唱に集中できるように。
リヴェリア、魔力と精神力を倍にする魔法をかけるよ」かっ!(魔法円展開)
リヴェリア「ああ。頼む」頷
フィン「総員配置に付け!」ちらっ←リヴェリアを見やる
リヴェリア「ここは任せろ」ふっ
フィン「頷)頼んだよ。
ケイト、リヴェリアへ魔法の威力を倍にする魔法を」
ケイト「うん!今かけた所」しゅんっ(魔法円解除)
フィン「助かるよ。続け!」だっ!
僕、ケイト、アイズ、ベート、ティオナ、ティオネ、ガレスの順でミノタウロスへ向けてかけていった。
リヴェリア「詠唱を開始する!」
かっ!(魔法円展開)
ケイト「はあっ!!」
ケイトはミノタウロスへ駆け寄りながら迷宮の壁を破壊し、それをミノタウロスへ投げ付けて注意を引いた。
そして振り向くと同時に跳ぶや否や、角へその頭を揺らすよう飛び蹴りを喰らわせて誰もいない空間へと吹き飛ばした。
どっごぉん!!
吹き飛ばすや否や、各々囲うように配置につく。
最初はケイト、二本の直刀で共に襲い掛かる。
次に一刺しの直刀で衝撃波の振動で動きを封じ、斧へと形が変えて地面へ叩き付ける。
その反動で天へ跳び、天井を足場に武器を左拳と左前腕部のみ覆うガントレットへ変えつつ地面へと叩き込み、顔面のみを地面の奥深くへと沈み込ませる。
ティオナ「ナイス、ケイト!」
その間に全身を攻撃するも、一切傷が付かなかった。
ティオナ「何これ、かったい!;」
ティオネ「硬いにもほどがあるでしょ!;」
アイズ「倍にしてもらっても…」
ケイト「ミノタウロスは元々硬くて断ちにくいって言っても限度があんでしょ!;」
ベート「無駄口叩いてる暇あったら攻撃しろ!止めんな!!」
総攻撃を繰り返す最中、それでもなお無理やり起き上がる。
立ち上がったばかりのミノタウロスの両足を僕は二つの槍でバランスを崩させ
間髪入れず、ガレスが盾でリヴェリアのいるエリアの近くへと突き飛ばした。