第27章 変化
ギルド員編集(テロップ入力)現場
片や真面目にモンスターを攻撃し続けている集団。
もう片方は…愛故にありがちな暴走をする団員を必死に止める集団。
どちらも真面目にやっている。やっているんだが…
ラウル「冷静になって下さい、冷静に!!」
ケイト「私は冷静だああ!!冷静に欲してるだけだああああ!!!」
『それ本能!!;』
ティオナ「冷静って…なんだっけ…;」
ティオネ「ケイト!落ち着きなさい!!;」
テロップ『コントの如く続いていくそのやり取りは、まさに絶え間ない連撃。
そう…オッタル達がミノタウロスへやっているのと同じもの!』
オッタル「む?」←強い視線を感じて神の鏡を見た
テロップ『一緒にされたくはない、心外だ』←オッタルの所へテロップが加わる
ケイト「私は…私は冷静にフィンが大好きで暴れているだけだあああ!!;」
ティオネ「冷静だと言うのなら止まりなさい!!」
ケイト「止まるもんかああ!!;私の愛はこれしきのことで止まらない!!
今日のことでもっと増したあああ!!」じたばた
ティオナ「だからそれが冷静じゃないんだって!!;」
宙に浮いて近付こうとするそれを必死に総員で止めに行っている。
その止める人達の中には他ファミリアの人達までいる有様だった。
ラウル「抱き締める力が強過ぎたんですってば!!;
力がただでさえ強いんすからLv.7がLv.8の全力に耐えられるわけないでしょう!!?;」
ケイト「………
それもそうだね」しゅんっ←龍人化解除
『戻った!?;』
リヴェリア「理性が飛んでいるだけだからな」
ガレス「要するに自我や考える頭はあると?
常に真っ白じゃと聞いたが?」
アイズ「でも前も会話はできていた」←734,735ページ参照
ベート「頭の中が真っ白って…そういうことかよ;はあああ」←脱力と共に溜息を零した
テロップ『やっと落ち着きを取り戻した』
落ち着きを取り戻したケイトはフィンを全快させ
ケイト「…ごめん…フィン……私…」
フィン「ああ…わかっている。大丈夫だ」頭なでなで
ケイト「ん//…ごめんね、その…ちゃんと、自分、大事にするから//」ごにょごにょ
フィン「うん…助かるよ^^//」にっこり&ぎゅうっ
フィンは仕返しとばかりに抱き締め、仲睦まじい様子がお茶の間に流れた――