第27章 変化
お祭りの如く騒がしい声が響く最中、フレイヤ・ファミリアは必死に奮闘していた。
が…その奮闘もまた『神の鏡』を通して映されているものの、ケイトの暴走に爆笑する人が後を絶たなかったとか……
ティオネ「団長!こうなったら私が人工呼吸を」
ティオナ「呼吸は止まってないから!;」←ティオネを羽交い絞めして止める人
レフィーヤ「ただの気絶です!;骨も折れてません!;」←フィンを診る人
ケイト「フィンンンンン;;;;
フィンは私のものだ!離せ!触れるなああああっ!!;」じたばた
ラウル「落ち着くっす!;」←ケイトを羽交い絞めしてる人
ケイト「口付けしていいのは私だけだあああ!!;」
ティオナ「口付けは狙ってないからね!!?;ティオネ以外は!;」
ケイト「口付け断固阻止いいい!!;」
『誰も狙ってないってば!!;』一致団結
それらの醜態も含めて放送されてから数時間ほど後、その日中にロキ・ファミリアの団員へフレンドリーに接してくる一般人が目に見えて極めて増えたのは…何故だろうか?;
緊急馬車の普及以来、増えていたことに違いはないんだが…;
後にそのやり取りを見ていた一般人からは何故か共通して好評を得ていたという…
何故だ?(頭を捻るばかり)←見ていて人間味を感じたから
アイズ「ケイト、落ち着いて!;そうじゃないと解放できない!;」←四つん這いに押し倒して押さえ付けている
ケイト「落ち着いてるよ落ち着いてないよ大丈夫!!」ぐるぐる
ティオナ「文法滅茶苦茶になってるからね!?;気付いてケイト!;」
ケイト「大丈夫!問題ない!意図伝われば問題ない!;」
ティオナ「問題大有りだからね!?;冷静さが全然感じられない!;」
ケイト「わかった…
どうあっても離さないというのなら、引き離すというのなら…」ぼぉっ!!←魔力解放
『え?;(ぼおっ?;』
ケイト「全身全霊を以って引き剥がしてやるううう!!!!;(魔力が身を覆っていく)
うおおおおおおおおおん!!!」←龍人化発動
『馬鹿ああああああ!!!;』
そのさらに数分後…僕は冷静さを取り戻したケイトの手(魔法)によって現実へと引き戻された。
オッタル(…まだか)←未だミノタウロスへ間髪入れず攻撃中
ヘスティア「ぷるぷる)温度差がっ!温度差があああッ!!//」ばんばん!!←笑いを押さえ切れず机を叩いてる