第26章 紅蓮の猛火
ケイト「ごめん…勝手な、主観…言って」しょぼん
フィルヴィス「いいや(頭を振る)
お前の言うことは正しい。
流石は…【愚突猛進】を発現させた者だ。
そんな生き方をしていれば、馬鹿を見ることが多いだろうに…本当に……
お前がお前で、お前に会えて…本当に、よかった^^//」ぽろぽろ
ケイト「いや…こっちこそ、逢えてよかった。嬉しく思うよ。
だって…人からどう見えるかなんて、実際に目にするのと想像するのとでは天と地ほど違うから」
フィルヴィス「そうか…役立てたのならよかった。
他ファミリアだというのに、参加させてもらって済まない」
ケイト「謝るの禁止!」
フィルヴィス「!?;」瞠目
ケイト「さっきっから謝ってばっかりじゃん!
自分を卑下するの禁止!汚れてる発言も禁止!
軽く見るのも禁止!!」
フィン「君に丸ごと返したいね?^^」黒にっこり
ケイト「ぅっ…;(ぐさっ!)
ごめんなさい…;勘弁して下さい;」土下座&たらたら
テロップ『汗が滝のようだ』
フィン「うん。今後は特に気を付けて欲しいな?(にやり)←どこかしたり顔
それと【白巫女】、体感時間でとは言え25日間も束縛することになってしまって済まない」
フィルヴィス「いや…本当に、助かっている。身体的にも、精神的にも……
願わくば…もう少し、早く会いたかった。ケイトのような人間に」
フィン「ああ。君だけじゃない。
僕も…ロキ・ファミリアの皆も、同じ気持ちだ^^
でも…もしそうだとしたら、少し変わっていただろうね。
ちょっと前までは自分というものでさえもろくに出せなかったのに、随分と明るく振る舞えるようになった。
ちゃんとぶつかって、自分の意見や抱いている考えを伝えられるようになった。
その成長が、とても喜ばしくすらある。
随分と、幸せそうに笑えるようになったしね^^//」くすり
フィルヴィス「本当に…深く愛し合っているのだな」
フィン「ああ。
僕は生涯、彼女を愛し続けるよ。他の女性は要らない(きっぱり)
それほどのものなんだ、僕にとってはね」ちらっ
微笑みながら語り、ケイトを見やって満面の笑みを浮かべて向けると
どうやら照れたようで、真っ赤になりながらそっぽを向かれてしまった。
その様子を、白巫女は優しい眼差しで微笑みを浮かべながら見つめていた。