第26章 紅蓮の猛火
フィン「なるほどね。
でも、だからと言って自分を軽視するのは別だと胆に銘じておいてくれると助かるな」
ケイト「はい!頑張ります!」敬礼
リヴェリア「しかし…残り時間がわからないのも困りものだな」
ケイト「いっそ順位表とか作っちゃう?
あと時計も必要だね」
フィン「ああ。是非頼むよ。順位表についてはあまり^^;」
ロキ「安心しー!既にうちが作っとる」
フィン「珍しく早いね」
ロキ「酒がなくって暇で暇でしゃあないんや!;
っつぅよか精霊め、よくもヒューマンと認識されるよう偽装結界張っとったな?
あの時人間やって言うてしもうたやんか!」←26,29ページ参照
精霊『ちゃんと鑑定すればわかるようにしてたわよ?
しないあなたが悪いの』きっぱり
ロキ「きぃー!腹立つ!;」
フィルヴィス「しかし…私が参加させてもらってよかったのだろうか?」
ケイト「何で気にするの?」
フィルヴィス「いや…しかし……汚れている私が、誰かに触れれば」
ケイト「あのね?(ぎゅっ!)←フィルヴィスの手を握る
それなら私はもっと縁起悪いぞ!?;
死んだように生きてろと人から殺されたし、モンスターだって呼び起こされたし、漏れなく私に係わった人達は…差別、されてたし(ずううん)←言ってて凹んできた
疫病神だと思われても仕方ない。
おまけに一瞬で治るから面白がって傷付ける人間山ほどいたぞ!」
フィン「傷付けてくるのは人間ばかりか…」腕組&目を伏せて嘆息
アイズ「私は違うよ?;」汗&おず
ケイト「知ってますとも!
まあ…何が言いたいかって言うと……
家族に泣いて欲しくないから、今、こうやって鍛え上げている。
フィルヴィスだって…大切な人なんだ。汚れてる云々抜きに!
大切な家族が、大切に想ってる友人だ。死なれたら絶対に泣く。
私なら…耐えられない……
一度姉を自分のせいで亡くして、二度目は両親、三度目は育ての家族…これを、最後にしたい。
それに協力して欲しいというだけなんだ。逆に付き合わせて申し訳ないぐらいさ^^;」
フィルヴィス「そんなことはない!!」
ケイト「!」瞠目
フィルヴィス「そんなことは…ない。
そこまで、考えてくれたのは…(わなわな)
考えてくれたことは、本当に…嬉しい」涙目&震
涙が地面へと落ちていった。