第26章 紅蓮の猛火
アキ「その…できればシャワー浴びたいんだけど;」
ケイト「でぇいっ!」
ぶんっ!!
そうケイトが一声放つと共に魔力を纏った左腕を振るった瞬間、汗や汚れは全て消えた。
ケイト「結界に洗浄魔法を加えてかけたよ!
汚れも汗も完璧に自動で落ちるから安心して!b」
アキ「あ…ありがとう?;
でもできれば、シャワーもできればよかったんだけど…;」
ケイト「わかった!
鍵かけれる仕様の浴場を作るから使いたい人はどうぞ!」
『ありがとう!きゃー!』←我先にと駆けていく
ケイト「外からは不可視だから、安心して使ってね。
50m四方の広々空間だからゆっくりできるよ。男用のも作るね。
あ、あと着替えは風呂やシャワーの間に洗えるようにしないと。
洗浄魔法と乾燥温め魔法を中に掛けた洗濯乾燥空間収納庫も置いとくから、脱いだのはそこに入れてね?
身体洗ってる間所か、入れてから1分以内に綺麗になるから」
アキ「ありがとう!助かるわ」そそくさ
言っている間に女性団員のほとんどがシャワー空間へとなだれ込んだ。
ケイト「そうだ!いっそベッドも作っちゃおう。個室みたいにしてっと(そそくさ)
ダブルベッド並に大きくゆったり寝れるようにしといたから、寝たい人は寝てね。
睡眠も必要ないよう魔法かけちゃってるけど、寝れないわけじゃないから^^;」
アイズ「ありがとう」微笑
ケイト「そんな…礼なんていいよ;(汗)
やりたくてやってるだけだし//」←照れ臭そうに目を伏せて逸らす
アイズ「でも…いつも、助けられているから」
ケイト「こっちだって助けられてるよ!
こういう風に…もう一つの家族みたいに接してくれて、とっても助かってるんだ。
私にとって、ロキ・ファミリアは既に家族だよ//
そりゃあ、他だって大事だよ?
でもやっぱり、それ以上とは想えないというか…//
初めての…育ての家族からすれば二度目だけどさ?//(ぽりぽり)←頬をかいてる
これだけ、ぶつかってくれる人なんて…今まで、いなかったんだ。
気を使っているっていうか、よそよそしいというか、その点だけ腫れ物に触るみたいに…されて……それが、実は嫌でさ。
私にとっては、初めてなんだ。
だからさ…力になれるなら、なりたいんだ^^//」
アイズ「うん…私も、同じ気持ちだよ//」微笑←とても嬉しそう