第26章 紅蓮の猛火
ケイト「人体の構造の続き行くよ?
肘打ちで外側へ打つ場合は必ず肘打ちを打つ側の拳を反対側の手で包み込みつつ一緒に打たないと威力が激減する。
はい、実際にやって威力を確認してみて。
ついでに動いてる時にでも気を動かしてー」
『できるか!;』←確認で手一杯
アイズ「できた」
ティオナ「そんなあっさり!?;」
レフィーヤ「コツ、教えて下さい!;」
アイズ「うん。いいよ」こく
共に高め合うようにうまく機能しているようだ。
教えた知識を頭の中の知識だけにとどめず、実践させることで本当のことだと身体にまで叩き込む方針か。
なるほど、確かにその通りだ。威力に差がある。←実践中
ケイト「わかったら硬気功について実践するよー?
元々体内にある気は内に働いていて軟気功。気の巡りに関わっている。
それらを硬気功、つまり外に働きをもたらすものへと変質させるんだ。
教えるのがうまい人に変質させるコツ教えたいんだけどいい?」
フィン「ああ、頼むよ」
ケイトが言うには硬気功自体、軟気功を凄まじく消耗するらしく
「使おうとする時だけに」ではなく、必要となる「一瞬」のみに使う。
硬気功に伴う攻撃が当たる一瞬前、常識を超えた恐ろしいスピードで必要箇所のみを
脱力した状態で、丹田と繋げると同時に硬気功へ変化させて素早く払う動作を行う。
それに伴い、内に内在する気は温存されるだけでなく、動かずにいることで外にある気を内に取り込む外気功にも集中できる。
それに加えて体内に内在する気は全て軟気功に分類されるもので、内気功で気の体内の流れも制御済み。
外気功に変化させるだけでも結構な量の軟気功を必要とする為、それまでは身体を活性化させるのに使うべきとのことだ。
丹田と全身との繋がりを完璧にするのに一役買ったのが、
10年以上に亘る「両目を瞑ってイメージと共に気を制御する技術・凝気法」に伴う「気の制御」の持続的な鍛錬。
ケイトが言うには、何かしながらでもそれを制御できればと頑張ってみた所
全身の気を制御できるようになり、病気にもなりにくくなったらしい。