第92章 新たな神武(しんぶ)
しかし――もう十分過ぎるほどぶつかり合った
そう認識したことにより…
もう殴らないで、と言い出す結果となった←5616ページ参照
更に言及させてもらうと……
・触れるだけで全てをマグマに化させ自壊させる溶岩
・触れることも不可にし全てを蒸発させ跳ね返す熱波
お互い、対応をミスれば大変な事態になることには変わりなく…;
全ての無力化を共に持っているのだとしても、どっちにしろ危険である事態は揺るがない為…とも言える;
跳ね返されたそれ(自身の技)への対応をミスったガレスが自壊する可能性、膜が一部薄くする等で跳ね返すのをミスったケイトがもろに喰らって自壊する可能性…双方を鑑みてのものだと擁護したい^^;
その影響が現われないほどに、互いに力の配分、集中する箇所に、寸分の狂いも無く、正確性が異常なまでに高かったこと
更に言うと…そんな些事をしなくともいいぐらいに、強力な力、強大無比な力そのものと化していたことから、『『願いそのもの(化身化)』へと概念ごと創り変えられたことから、何も効かない状態=『全ての無力化』へと至ったのだと』ここに追記しておく
狂気を孕んだ熱闘は…
熱湯とも言われた
サウナになって後世に渡って遺るほどの影響を発しており、迷宮のその一角は後世に渡るまで語り継がれるほどの伝説の修羅場、聖地として強く遺り、化身化の異質さが印象付けられるきっかけとなっていた―――
ケイト『燃えろ燃えろ燃えろ燃えろ』
ガレス『上がれ上がれ上がれ上がれ』
ケイト&ガレス『はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!!!!!!!・・』
触れられないはずのケイトが触れた全てが蒸発し、大気に溶けて消えて行き、
その時点でそうさせたエネルギーへと変異させた上で、周囲全てのエネルギーごと跳ね返す『熱波』
全てを引き寄せて触れるガレスが触れた全てがマグマと化し、なった傍から自壊して消えて行き、
マグマ化させて消えたエネルギーをも自らに取り込み、周囲全てのエネルギーを自己強化に回す『溶岩』
互いに拮抗しあったそれらは―――
画さずして―――
期せずして――――
戦った周囲を、『溶岩と蒸気を除いて何も無い、存在しない異空間』へと変異させてしまった――――
その空間は―――『化身化の御業』同士の激突として、終始残り続けることとなる
