第26章 紅蓮の猛火
ラウル「ちょっ…待つっす;
600時間ということは…25日間!?;」ぎょっ!!
『嫌あああああああああああ!!;』
結界を必死に叩く人が次々増えていく中、僕は二度目の嘆息を零した。
(一度目は休みなしは嫌だと叫ぶ人が続出して恐慌状態に陥った時)
ティオナ「何で皆喜ばないんだろ?」
アイズ「修業には最適!」キラン
レフィーヤ「アイズさん!?;目がおかしくなってませんか!?;」
アイズ「私は至って普通」
レフィーヤ「いつもよりとても嬉しそうな気が;」おろおろ&ぐるぐる
「出れない!」「何で!?;」
ケイト「安心しろ!私も出れん!!」
『余計安心できるか!!;』
ケイト「死なばもろともと言うだろう!」
『同意なしでやる奴があるか!!;』
ケイト「あ、ご尤もだ」はっ←今気付いた
『気付くのが遅いわ!!!;』
フィン「そろそろ落ち着いてもらえないかな?^^;」
そう苦笑を零す中、ようやく落ち着きを取り戻した。
フィン「とりあえず」
アイズ「ケイト、勉強」さっ!←席に着く
『え!?;』ぎょっ!!
フィン「こうなったら修業する外ない。
幸いロキもいる。どれだけ成長したのかも確認しながら頑張れる」
ラウル「そ…それはそうっすけど;」
フィン「修業に最適な空間であることには違いないはずだ。
外に居る人からすれば25日分、さらに強くなれるのだからね?
そうだな。それでも嫌だと言うのなら…
いっそのこと成長が1番の者には報酬も与えよう。
好きな入れ物に空間収納魔法をケイトからかけてもらい、空間収納庫と同じ機能を持ったものにしてもらう。
やる気は出たかな?」
『うおおおおおおおお!!』拳掲げ
「来るなら来い!」
「やってやらあああ!;」半ばやけくそ
リヴェリア「いいのか?報酬など」
フィン「ああ。空間収納魔法がかかったものがあれば非常に役立つ。
報酬としては十分だろう」
リヴェリア「なるほどな。確かにやる気は十二分に出る。
ホームにある空間収納庫は、私物ではなくロキ・ファミリア公共のものだからな」
フィン「ああ。
あれを私物として持てると言ってもいいほどだからね」片目瞑る
ガレス「やる気にも繋がるというわけか」ふむ
ケイト「はい!まずは勉強いきます!」
こうして…25日に渡る長い長い修業合宿が始まりを告げた。