第26章 紅蓮の猛火
大食堂に入ってみると、ちょうどケイトが帰ってきた所らしく
何故英雄譚に載せたかについて問い質していたらしい。
弱ったな…
精霊王の森の件について話された時(784,785ページ参照)、ちょうど発売前だった。
その肩書があれば、そう襲われることもないだろう。そして妻にという誘いも…
そう考えてのことだったんだが…精霊王の森を重く見ているが故か、怒りを露わにしていた。
ケイト「どういう?;理屈で?;
精霊王の森自体、本当は話したらいけないことで;」ぐるぐる←混乱中
フィン「ロキの言った話は本当だよ^^;」
ケイト「……わかった。フィンの考えなら信用できる」きっぱり
ロキ「うちは信頼してへんのかあああああ!!!;」
ケイト「…だってほら、思い付きで行動するじゃない。ロキは」
ロキ「うぐっ;
わああああああああ!;;;ケイトに貶められたあああ!!;」
ケイト「え!?;」ぎょっ!!
ロキ「わああああああああ;;;」号泣
ケイト「そ、そんなつもりじゃなくって;えっと、そのっ;」おろおろ&さああっ!
血の気が引いていくのを見て取れた。
ケイト自身は貶めているつもりはなく、経験上に思ったことを言っただけのつもりだったのだろう。
ロキに説明した所、納得したが嫌やと未だに半分泣いていた。
そんな中でもケイトはただただ平謝りしていて、何故周知のこととしたかの理由を話した。
ただでさえ実質無数の魔法を使えるクリエイト持ちなことで魔法大国アルテナにも目を付けられている。
ラキア王国もまた、ケイトを『神が下界へ下りた古代から人類史上初、前人未踏に当たるLv.8となった冒険者』として注目している。
オラリオへの襲撃の準備をしていたらしいが、攻めればもれなく彼女が攻撃に加わるのが目に見える為、反対勢力が増えて揉めているらしい。
ただでさえLv.1からLv.5へ3日半で、一気にランクアップ(成長)した。
それだけでも凄まじい飛躍で、今までに見たことのないものだ。
ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアとの同盟の仲介人としても知られているし、今や知らぬ者などいない。
ただでさえ狙われる可能性が極めて高い。
オラリオの最強派閥の一角と言われているが、それ以上にインパクトのある何かがあればと考えていた。
よって、ばらしたと――