第25章 ジャガーノート
互いに光速での乱打戦に近いその修業は、言われた通り30時間絶え間なく続いた。
一撃を貰うことが大分と少なくなっていって、とても手応えを感じた。
終わった後に外の時間を確認すると、言われた通り3時間しか経っていなかった。
修業を終えた後は、約束通りケイトが買ってきた抹茶クリーム味を10個食べた。
ケイトが自分用に買っていたプレーン味2個も、1個だけもらった。
そして…ケイトの肌は日焼けに弱いらしくて、日陰の風通しのいい場所で眠り出した。
風呂場で見た時、肌は皆よりも白かったし、簡単にすぐ赤くなってたことが関係しているのかな?(内心首傾げ)
よく来ている私でも気付かないような穴場で、ケイトの中にいる精霊に教えてもらったらしい。
『今日はありがとうございました』と感謝を述べられて、拳銃の件についてはくれぐれも対外秘でと言い含めていた。
去り際、眠りに入る最中でやり取りが耳を刺した。
ヴェルフ「流石、精霊王の森の守り人だな」
リリ「そうですね。
あの十字架のネックレス、精霊王に選ばれた証らしいですし」
ベル「恩恵抜きの素でLv.6並の力…」ぶつぶつ&ずーん←どこか沈んでいる
リリ「あの…引き抜きの件に関しては気にしなくても…;
タイミングがあれ(アポロンとの戦争遊戯)でしたし^^;」
命「すみません。
もっと早くに改宗(コンバージョン)していれば;」汗
ベル「収入も増えて、借金も返せて、神様や皆にももっと美味しい御飯が…;」くぅっ!;←半泣
春姫「ベルさん、元気を出して;」
ヴェルフ「でもケイトはあっちじゃなきゃ大変だっただろうしなあ…;」
リリ「でもいて欲しい貴重な人材であることには変わりませんよね;」
『こくこく)
…はあ;』肩落とす
ケイト「借金を肩代わりすべきだろうか;」
アイズ「……そこは…別にしなくてもいいと思う;
他ファミリアの、問題だから?;」首傾げ
ケイト「って言うか何で精霊王の森の件ばれてるの?;」
アイズ「ロキが…教える代わりに神酒寄越せって」
ケイト「文句言ってきていいよね」ゴロゴロ
アイズ「今は休もう。そして…起きてから怒ればいいと思う」うとうと
ケイト「それも…そうだね…眠いし」うとうと
アイズ「うん…おやすみ」ぎゅ
ケイト「ん…おやすみ」ぐー
3時間ぐっすり休んだ。