第25章 ジャガーノート
ケイト「矢を番えるのもダメ、多分慌てるからだろうな。
で、筋肉のつき方から言っても…どちらかと言えばサポートの方が向いてる。
だから、これだ」さっ
『………?』
ベル「これって、一体?」
ケイト「拳銃だ」
『銃!?』
リリ「銃って、あの銃ですか!?;
モンスター戦では使い物にならないはずですが。
モンスターに効く銃弾となるとそれ一つでとんでもない金額が飛んでいきますし;」
ケイト「ふっ)これはただの拳銃じゃない。
魔力を送り込める仕様になっていて、あとはただ引き金を引くだけで撃てる!
まずはグリップを握る、カートリッジに魔力を送る、引金引く、終わり。
OK?」
『おおー!!』
ケイト「また撃ちたい時は魔力を込めればいい。
シンプルイズベスト!^^♪かっかっかっ!」
アイズ「ケイト…フィンには、許可を取ったの?」汗
ケイト「済まん。昼に教える気だった」たらたら
アイズ「他ファミリアに渡してどうするの?」じと目
ケイト「…人及び人目のある場所では使えないようにする。
それでもいい?;」
ベル「はい!こっちとしては有難すぎると言いますか」
ヴェルフ「なあ…これ、アーティファクトレベルじゃねえか?;」
リリ「魔道具や魔剣よりも遥かに質が良さそうな気が…;」
命「これ一つで遠距離に居る全てを撃ち抜けるのでは?」
ケイト「遠距離射撃ならできるはずだから…
照準さえ合えばいつでもいける。
ただし連射となると魔力を結構消費するから気を付けてね?
そしてアイズ、頼むからばらさないでね?;」ドキドキ
アイズ「…ジャガ丸くん、抹茶クリーム味。10個」
ケイト「わかった。新作のもおまけしよう」
アイズ「見なかったことにする(さらり)
私は何も見なかった。ケイトは何もあげていない」ちゃきっ←柄に手をかける
「修業を始めよう」と言い出すアイズに、私は静かに頷いた。