第25章 ジャガーノート
受け取った本とペンを手に、リリという女の子に言われるがままにサインを本へ書いていると、赤髪の男の人が笑っていた。
どうやらヘスティア様は自分のファミリアの人達を鍛え込んでくれると思ったようだ。
「メチャクチャ嬉しそうだな」
リリ「当然です!同じ小人族として鼻が高いんですから//」ふふん←どこか嬉しそうに笑って胸を張っている
ケイト「見た目はヒューマン並に魔法ででっかくなっちゃってるけどね^^;
育ての両親に溶け込みたかったからかなあ?」
「あの環境なら仕方のないことだと思います」
「リリスケの奴、昨日から大はしゃぎしててよお」
リリ「ヴェルフ様!!?//」
ベル「ま、まあまあ」
「此度は修業へお誘いいただき、誠にありがとうございます(ぺこ)
私はヤマト・命。命と呼んで下さい」
ケイト「よろしくお願いします」ぺこ
「俺はヴェルフ・クロッゾ。ヴェルフって呼んでくれ」
ケイト「はい。では私もケイトとお呼びして下さい」にこ
ベル「あの…ケイトさん、すみません;
神様がどうせ見てもらうならって;無茶ぶりだってことは自覚してるんですよ?;」あわあわ
ケイト「大丈夫だ。
クリエイトで空間結界を張って結界内の時間を緩やかにすればお釣りがくる。
今から3時間程度やるとして30時間ぐらいぶっ続けでできるようにするから安心してくれ^^」
『30時間!?;』
アイズ「ケイト、休憩時間は?」
ケイト「んなもん無しだ」きっぱり
『ええ!?;』
ケイト「疲労も魔力も体力も、全部回復できるの知ってるだろ?
こういう質のいい修業なんて、私も滅多にしないんだ。前にやったのは6年前ぐらいだったかな?
久方ぶりにさせて欲しい」
命「確かにこちらとしても願ってもない話ですが…;」
ケイト「だからさ、ここでのことは内緒な?^^
(後でそれを応用して20時間休む気だし」
驚かれたようだけれど、アイズはもっと強くなれるなら(修業ができるなら)と頷いて了承した。
それを皮切りに、反応が薄い人達もまた頷いてくれた。
アイズがいてくれてよかった…(ほっ)