第25章 ジャガーノート
その後、紛らわしい発言をするなと怒られた。
ちなみにステイタスを更新してみると、総合で500程度上がっていた。
ケイト「…上がり辛くなってるね」
ロキ「普通よりも上やと自覚しいや?;
愚突猛進のせいで999を遥かに超えとる奴が多いからな、うちは;」ぼそ
ケイト「え?どういうこと?皆も?」
ロキ「いや!もしも愚突猛進が皆にばら撒かれてたらなあっていう話や;
(危ない危ない!;」
ケイト「あ、どうせ鍛練するならフィルヴィスも呼んでもいい?」
ロキ「ああ。ええで。明日の昼やろ?うちも見学するからな」
ケイト「うん!オッタルも呼びたいなあ…」
ロキ「あかん。あいつとは約束しとらんやろ」じろり
ケイト「んー;そう言えば言ってなかったっけ;
いつでも来いって言ってくれたんだけどなあ;」←残念そう
ロキ「ええから休み。ケイト、お前はもう少し休みを取るべきや。オーバーワークって言葉知っとるか?
明日の朝はどないするんや?」
ケイト「んー、オラリオを散歩して、穴場を見つけて、そこでゆっくり休憩するつもり」
ロキ「ほお。ええなあ。ちゃんとゆっくり休むんやで?」
ケイト「わかった!」
精霊、誤魔化してくれてありがとう!;(内心ドキマギ)
やっぱり…ばれないように嘘つくって、滅茶苦茶罪悪感が;
必要なことなんだから仕方ないでしょう?――
そりゃそうだけども;
そうして明日、5月2日(冒険者39日目)
朝7時より10分前、6時50分に北西の市壁の上で落ち合っていた。
リリ「初めまして。リリルカ・アーデと言います!」ぺこ
ケイト「よろしくお願いします。ケイト・グレイロア、じゃなかった!
ケイト・グレイロア・ディムナです」ぺこ
リリ「お噂は兼ねがね聞いてます!
あなたの英雄譚の本も持ってるので、できればサインでも!!//」
ケイト「わかりました。
でも…そんなに特徴的な文字書けないし…;
あ、神聖文字を少しいじって書いてみよう♪」
リリ「お願いします!//」キラキラ
あれ?…ベルだけとじゃ、なかったんだ?;