第25章 ジャガーノート
ケイト「こちらの状況を配慮いただき、誠にありがとうございます;申し訳ない;」深々お辞儀
ヘスティア「いやいや、得するのはこっちだからね?^^;うん!
どちらにも損はないようにしたいし…
あれ?;
でも教える側ってあんまり得はないんじゃ?;」
ケイト「大丈夫ですよ。
ランクアップしたばかりなので、力加減の制御の為にもいい修業になりますので」にこ
ヘスティア「あ、ああ!ならいいんだ!^^助かるよ」
西の市壁に朝7時集合と話を纏めて打ち合わせを終了した後
再びテレポートで帰って、夕飯の時間まで中庭で修業をすることにした。
ケイト「ただいま」
アイズ「おかえり」
ケイト「まず、細剣はしなる。その勢いを利用する。
風月流は流れを止めず、支配し、最大の一撃として相手へぶつけ、屠る。
見たことのある動きは使わない方がいい。ネタが割れてる。
次の動きがわかるというのは致命的だ。カウンターの餌食になる。
必ず、違う動きを取るようにしろ。どんな動きをしてくるかわからない相手と言うのは、それだけで厄介なものだ。
読まれるな。希望的観測は捨てろ。油断に繋がり隙を生む。決して舐めてかかるな」
そう言いながらアイズの細剣による攻撃を軽く凌いで軽くあしらっていく中、アイズは俯いて動きを止めた。
アイズ(一体…どうして、こんなに違うの?
こんなに…差が、大きいの?
Lv.6と恩恵を受ける前、大きな隔たりのはずが…違っていた。
ケイトにとって、魔法を使わないという状態で…それでもなお、ケイトが勝っていた。
勝ちたい。強くなりたい。どうすれば…あんなに、強く…)ぎゅ
ケイト「?どうした?」
アイズ「はっ!)ううん(頭を振る)
あ…そう言えば」
ケイト「?」
アイズ「あの…衝撃波って」
ケイト「あー、あれはコツを掴むのが必要だ。意外と難しい」
アイズ「音速を、どうやって超えるの?」
ケイト「?私の場合は…精霊に音速を超えるよう強化してもらってたから、かな?;
精霊王の森では使えて当然だったから、あまり深く考えたことないや;」
アイズ「凄い…//」キラキラ
Lv.6のカンストを超えたステイタスなら魔力強化で可能だと伝えた。
そもそも光の粒の光速ラッシュにも対応できてる時点で、本気で全身の力と速度を噛み合わせれば光速に至れると思う。とも。