第25章 ジャガーノート
ロキがリヴェリアに縋る中、フィンとガレスは苦笑した。
ロキ「所でケイトたん、なんや髪伸びるの早ないか?
前に切った時からもう1か月やんな?
1cm伸びてるだけのはずやのに、なんや2cm多めに伸びてる気がすんねんなあ。
龍人化の影響やないんか?」
リヴェリア「気のせいじゃないのか?」
ロキ「いいや間違いない!!映像ちゃんと見てみ!」
そんな会話を後ろに、私は窓際から空を見ていた。
先程まで見ていた「ケイトが見せた圧倒的な戦い」に…胸が熱くなっていた。
私も…あんな動きが自然とできるようになるだろうか。
そう、思いを馳せて。
フィン「アミッドに聞いてみるしかないだろうね」
ロキ「んじゃあ明日か?それとも今日か?」
リヴェリア「明日でいいだろう。急務というわけでもない」
ガレス「それはそうとアイズが黄昏ておるが」
フィン「当てられたんじゃないのかな?
これほどの戦いだ。僕としても是非とも立ち会いたかった。
その場に居れば拍手を送っただろうね^^//」くす
リヴェリア「確かに、惚れ惚れするな」
ガレス「ちと一方的過ぎるがの」
ロキ「でも最後の奴はやりおるなあ。
ワザと真芯に当たらんよう適確に跳んでずらしとる」
フィン「まあ、だからこそあれほどの技を見れたんだろう。
どちらもあってこそ、かな?」
リヴェリア「ああ、そうだな」
ガレス「うーむ。斧を用いた体術、是非とも見せて欲しいの」
フィン「明日の昼にでもまた教えてもらうとしようか」
リヴェリア「朝はダメなのか?」
フィン「生憎、総務が詰まっていてね^^;
朝は都合が合いそうにない」苦笑
ガレス「ではわしもその時に教わるとするか」
フィン「抜け駆けはなしで頼むよ?」
リヴェリア「わかった」