第25章 ジャガーノート
アイズ「!!(汗&狼狽)
あれは…」瞠目←頬を汗が伝う
次の瞬間、私は信じられないものを見た。
入れ物に空間収納魔法をかけてもらって、27階層まで難無く進んでいったはずだった。
だけど、その先で会ったのは…有力ファミリアが多数で組んでようやく倒せるモンスターだった。それも一匹に対して…
それが、4匹もいた。
最初に戦った時は今も覚えている。風が押し返される。
リル・ラファーガしか通じなかった。
圧倒的攻撃力と速度の代わり、耐久はそれほどない。
でも…それ以上に厄介だった。
ケイト「?…どちら様?
一応モンスター全部覚えたけど、あれって…」
多分、滅多に遭遇しないから優先順位から外れたのかもしれない。
アイズ「ケイト、退却した方がいい」
ケイト「あれって強いの?」
アイズ「ダメ。独りでは!」
ケイト「何で?」
アイズ「…普通なら、大勢で組まないと倒せない。
あれには魔法が効かない。跳ね返されるから。
それと、力と敏捷がとてm
「誰か!!助けてくれええ!!!」
ケイト「わかった。助ける!」だっ
アイズ「ケイト!」
ケイト「すぅううううっ!!
(龍人化を一瞬だけ)
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
次の瞬間、迷宮の壁まで震わせる咆哮(ハウル)が響き渡った。
それから龍人化を解いて戻った姿を見た時、髪の毛が心なしか伸びているようにも見えた。
ケイト「こっちだ!!来い!!!」
「おおおおおおおおおお!!!!」だっ!!!
アイズ「ケイト!爪は受けたらダメ!!」
ケイト「ほうほう。とりあえず食らわなきゃいいな」すっ!
!何で逆に詰め寄って!
振り上げられた爪に対して逆に詰め寄り、軌道を逸らすこともなく避け『ながら』左拳を上へ振り上げ
右足を軸に腰を右回転、左足も上に上げながら前に出し
自分の正面にあるジャガーノートの頭へ振り下ろし、そのまま押し潰した。