第25章 ジャガーノート
朝御飯の後、フィン達は仕事があるからと別れた。
ケイト「…ラウルの所も同じかー;」
ラウル『たまにはちゃんと休んだ方がいいっすよ?』
逆に休みの心配されるとは思ってなかった;
(ちなみに言うと、昨日の行為についてはモロバレだった)
リーネ『あの…体は大丈夫なんですか?』
ケイト『ああ、大丈夫だよ。
そもそも自分は化け物だ。別に何とも
リーネ『そんなこと言わないで下さい!』
ケイト『へ?;』
リーネ『あなたは…優し過ぎます。
生き延びれるように試行錯誤して、2人で補い合うように組ませて…
あなたのお陰で、私達は生還できたんです!あなたが、護ってくれたからっ……(震)
なのに…そんなこと、言わないで下さいっ!!』
涙を滲ませながら怒られた。
ケイト『……ごめん』
リーネ『第一あなたは勝手過ぎるんです!!
ちゃんと周りを見て下さい!
私達はそんなこと思ってもいません!!
勝手に思い込んで、自分を軽視しないで下さい!!!
大切な…人なんですからっ;』ぽろ
ケイト『うん。ごめんね(右手でリーネの涙を拭う)
まだフラッシュバックので引きずられてたっぽい。
生きたいって、言ってたのに…再認識、ちゃんとしたのになあ(ぼそり)
はあああああ;』ずううん
リーネ『ケイトさん!大丈夫ですか?;』
ケイト『ごめん、もう大丈夫だ!
ああいう理不尽な暴言、真に受けるのやめる!
お前達哀しませたくないし!一緒に生きたい、居たいんだって昨日わかったから。
だから安心して待っててくれ。
龍人化、完璧にものにしてみせるからー!!』だっ!&手を振る
ラウル『修業もいいっすけど休んでくださいねー!!?』
ケイト『わかったー!!』
ラウル『本当にわかってんすかね?;』
アキ『まあ…大丈夫でしょう。精霊寵愛もあるんだし』
まずは分析。
体外の魔力は体内の魔力を強めるよう集中、体内の魔力は大概の魔力を強めるよう集中。
集めながらそうしてみた結果、龍人化が自然とできた。
が、やはり頭の中が真っ白になった。
ひたすら発動して、そのコツを掴んで、また発動。
まずは慣れで、昂ぶっている感覚ごとその状態を『普通』として慣らすことが必要だと感じた。