第24章 *衝突
ケイト「……嫌なものは、ここにはないよ。
あるとすれば、自分の心の中だ。過去のひずみにとらわれて、滅茶苦茶に自分で自分を荒らしてるだけの馬鹿な自分だ」
フィン「その自分に嫌気がさしたのかい?それだけで他の人達全員を哀しませようという壮大な計画を立てたと?
だとすればよくも振り回してくれたなと言わせてもらおうか」嘆息←眉間に皺寄せる
ケイト「うん、本当にそうだよね;」ずううん
フィン「整理できた所でもう一つ言わせてもらおうか。
君は…僕と夫婦になって、子供を作って、共に暮らしたいとは思わないのかい?」
ケイト「……!?////(ぼんっ!)
今問うべきこと!?;」
フィン「今問うべきことだ。死ねばその未来はなくなる。
今は雨音で喘ぎ声も掻き消される。今しかない!」きりっ!
ケイト「何を!!?///;」たじっ
フィン「僕は欲しい。君との子が!」きっぱり&ずいずいっ
ケイト「!!?;何でそんな堂々と!?//;」おろおろ&たじたじっ
とんっ
壁まで追い込んだ後、壁ドンしながら叫んだ。
フィン「君が欲しい。身体が欲しい。心が欲しい!
欲望の捌け口になってしまうかもしれない。でも僕は敢えて伝えたい。
君が欲しい、君との子が欲しい、欲望を君にぶつけたい」
ケイト「!!!!!???/////;
一体どうしちゃったの!!?;なんかの魔法かけられた!!?;」おろおろあわあわ
フィン「やれやれ;君は男ってものを理解してないようだね^^;」
ケイト「ええ!?;」
フィン「失いかけたあの時…死ぬほど後悔した。
こんな欲望の為ではなく、護れなかったことをね。
だから…無事な君と過ごす度、欲しいと思ってしまう僕がいる。
死に掛けた状況に立ち会ったからこそ、余計に欲してしまう自分がいる。
失う前に、共に過ごせる今の内に、早い内に子供が欲しいと疼く自分がいる。
これでも我慢してきたんだけどね?^^;」
ケイト「えっと…その//」
フィン「だから言わせてもらおう。僕と子作りしてくれ」ぐいっ
ケイト「ぶふぅーっ!!!そんな真顔で笑みを浮かべながら言う人がいますか!!!;」
フィン「すっちゃらかなことばかりやってる君には言われたくないんだけど?」片目瞑&にや&溜息&肩すくめ←君には負けるよと言わんがばかり
ケイト「意地悪!!意地悪!!意地悪うううう!!;」