第23章 暴走
~何度も死にました~
注:ローラーのイメージはコートローラーのようなものです
状況:ローラーを引く修業を毎日していました
単純にローラーの加速についていけずそのまま潰されて
ケイト『きゅうう;』←下敷き状態(腕だけ辛うじて出てる)
オリヴァ『きゃああああ!;』
ローラーと大岩に挟まれて以下略
ローラーと棒の繋ぎ目に巻き込まれて以下略
200kgという超重量を引けるには引けたが、加速すればするほど方向を変え辛くなり、制御が難しくなる。
この修業は足腰の鍛練にも繋がり、主に大剣や大斧を扱う時に役立ったという。
ケイト「最後の修業の時は全力でやってこられて、魔法まで使われて、全部防ぎながら最後の最後で倒せたんだよね。
通りでアイズの全力の攻撃についていけてたわけだ。
魔法での数値倍加ブースト込みの速度は異常だったもんなあ」
ヘファイストス「!!
なるほどね…最初から、あなたの為を想って。
多分…ヴェルフィンは、あなたがたとえ一人になったとしても
生きていけることを願ってしたのでしょうね。
本当に…彼らしいわ。いつもそうだったわね」くす
ケイト「…そうだったんだ。
私にとってのお父さんは、ヴェルフィンさんだけだよ。
母親も…オリヴァさんだけ。
生まれて初めての妹、シルキーも…同じだ。
姉は変わらないけどね^^
でも…誇りであることに変わりはないよ」
ヘファイストス「そう。
そう想ってもらえて何よりよ。
今はもう天界にいるだろうけれど、きっとその想いは届いているわ。
それと、同じことを考えていると思うわよ^^」にっこり
ケイト「うん…^^
今では…ちゃんと、十分に伝わってるよ//」微笑
椿「ほれ。完成したもんを着んか!
ちゃんとしたペアルックじゃぞ?」にまにま
ケイト「…うん。滅茶苦茶恥ずかしいからね?;」
ヘファイストス「それと、私が用意した紅茶も飲んでね。
あなたの話も聞きたいし…聞かせてもらってもいい?」
ケイト「はい!」
その後、試着しながら育ての家族について話した。
とてもよくしてもらったこと、街から護る為に家に閉じ込められたこと。
外に出れたのは街の外や森や池だけだったこと。
試し斬りで殺した森の動物は食べたこと。
精霊王の森についても話し、最後まで倒せなかったこと。