第22章 休み
流れ落ちる汗が止まらない。
ドレスを着るという行為自体、僕は一度だってしたことがない。
だというのに…どうしてこうなった?
テロップ『王様ゲームだから』
ケイト「フィン!ピンクのフリルってどう!?//」キラキラ
ティオネ「団長!いっそカツラを被ってみませんか!?//」キラキラ
フィン「…うん…好きにしてくれ」遠い目←心ここに非ず(諦めた)(無の境地に至った)
ケイト&ティオネ『やったぁー!//きゃああああ!!><//』
フィン「…何で…そんなに結託しているのかな?;」
ロキ「それはなあ、フィン…
お前とフレイヤが同士よ!ってなったんと同じ理由やで、多分。←647ページ参照
同じものを好きなもん同士、お互いくるもんがあるんやろうなあ」
レフィーヤ「リヴェリア様はどんな格好にしましょう?」
アイズ「どんなドレスでも似合うと思う」
ティオナ「いっそメイドみたいな格好はどう?」
リヴェリア「それはドレスと言えるのか?;」
ロキ「気が進まんようやけど命令やからな?」にや
フィン「…くれぐれも、お手柔らかに頼むよ;」たらたら
ティオネ&ケイト『はい!//&うん!^^//』キラキラ
フィン(…不安だ…;ただただ不安だ;)ずううん←気が重い
ノリノリの二人に任せた後…
メイクアップと言っていたからと、ついでに化粧までされた。
その結果…どこの御令嬢?と尋ねられるほどの品質まで上げられた。
その上、写真まで撮られた。ケイトとティオネによって…
後で処分しようと思ったが、たとえ燃やし尽くそうが復元され、たとえ海へ流そうが保存場所へ自然と戻る仕様にされていた。
僕の子孫が見つけないことをただひたすらに祈るばかりだった…;
酒の席に参加したケイトがその写真を懐から取り出し、ガレスが大笑いしたのは言うまでもない。
そして何故かメイド姿をさせたリヴェリアに「おかえりなさいませ、ご主人様」と言わせ、楽しんでいた。
次に王様が出てきた時は必ず君の番号を当てて命令してみせる!(ゴロゴロ)←怒りに伴い暗雲が立ち込めている
笑ってられるのも今の内だ!!
テロップ『羞恥心からか怒り心頭である』