第22章 休み
リヴェリア「しかし…だとしても、気が遠くなるほどの回数を重ねてきたのだな」
ケイト「うん。
まず挙動が起こった瞬間に集中、次の動きを見極めて脱力と共に最速で合わす。
次の瞬間には逆に合わされて倒されるぐらい速かった。
しかも…Mだと誤解されかねないぐらい、ぼろくそにやられ続けてた;」
フィン「はっきり言って…古代の英雄並みだね。
それも、恩恵無しでLv.6を単独撃破できるほどの。
ただし魔法抜きでの戦いだったから、魔法在りだとすればどうなるかな?」
アイズ「クリエイトもあるから…とても難しいと思う。
…勝てる要素が、見つからない」
ケイト「確かに…結界魔法とか使ってたし。
それに加えて、死線の経験だけは着々と積み重なっていったわけだし。
秒刻みで休む間なかったなあ…;1秒に50万ぐらいの猛ラッシュが5時間以上;」
『無理;』きっぱり
ロキ「あ、4時半から緊急神会あるから4時には抜けるで」
『わかった&了解』
ロキ「それにしても…よく煽ったな。あのタイミングで」
フィン「あの襲撃の時のことかい?」
ロキ「ん。そうや!」こっくり
フィン「なに、あの時の行動は、どうせ限界を超えるのなら速い方がいい。今の内にと考えてのことだった。
君のことだ。頼れば是が非でも超えてやると奮起するだろうと思ってね。
そして案の定、君は限界を超えた。
相手の『一緒に殺そうぜ』という言葉にキレるというハプニングもあったけどね^^」くすり
ケイト「う…あの時は無我夢中で…
というか、殺す?ふざけんな!!ぐらいに頭が真っ白になってって…;」
ティオナ「あの時の状態って荒々しかったよね?龍人化だっけ」
ケイト「うん。自分でもわけがわからない内に終わってて驚いた。
ただ悪意のあるそれだけを殲滅するっていう感じというか…;」
アイズ「でも…」
ケイト「ん?」
アイズ「でも…傷付いた人は、一人もいなかった」
ティオナ「ああ!そうそう!全員無傷だったんだよね!」
ティオネ「そういえば傷を負った人は一人としていなかったわね」
リヴェリア「それらの内容も含めて、今日の夕暮れから発売されるそうだ」ずずっ
フィン「仕事が早い、というより商売熱心だね^^;」ずずっ
揃って食べ終えて茶を飲む中、話はようやくキリよく終わった。
王様ゲーム、再開だ。