第22章 休み
ロキ「所でプレーン頼んだ奴どいつやー?」
ケイト&ティオナ『はーい!』挙手
アイズ「抹茶クリーム味」挙手
リヴェリア「そういえば小豆クリーム味ではないのだな?
お前の好物だったはずだが」
アイズ「あれは早朝にしか売ってないから」
リヴェリア「なるほど」
アイズの命令『ジャガ丸くんを皆の分買ってくること』を果たして帰ってくると…
僕の場所(ケイトの右膝枕)が無くなっていた。
そしてアイズは左膝枕をしてもらっていた。
フィン「リヴェリア…『そろそろ』返してくれないかな?^^;」←ケイトの枕元で立ちぼうけ
リヴェリア「ああ…あと数分待て。食べ終えるまではだ」キラン←微動だにせず
フィン「……僕の居場所が…;」がくっ←肩落としてる
ティオネ「団長!ここ空いてます!!」ぐいっ!
とんとんっ!
それにティオネがすかさず、リヴェリアの椅子をわざわざ自分の近くに寄せて叩いた。
フィン「そうだね…
立って食事というのもなんだし、この時間だけそうしようか」溜息&苦笑
ティオネ「はい!是非!!//」キラキラ
本当に…わかりやすいね。
アイズからの命令、『皆の分のジャガ丸くんを買いに行く』を果たす道中で、僕はティオネと話していた。
君の想いには応えられないことをはっきりと伝えて、誠心誠意話し合った。
ティオネのことを嫌いになったわけではないこと。
僕にとっての一番を、他に見つけたこと。
それがティオネではなく、ケイトだということ。
僕を庇ったことが要因で失いかけて、余計に…
今までに感じたことがないほどの想いに焦がれ、何よりも失いたくない存在として見ていること。
小人族の再興も含め、ケイトの『伴侶』としてありたいこと。
他でもないケイトの隣に居たいこと。
何より掛け替えのない存在なのだと、骨身に染みたこと。
しかし彼女が言うには…
ティオネ『団長の気持ちはわかりました。
それでも、この想いはそう言われてすぐ消えるようなものではありません。
団長の、ケイトへの想いと同じように…
だから…踏ん切りがつくまでは、このままでいさせてもらえませんか?』
フィン『ああ…わかったよ』
その想いもまた、立場を変えて考えるとすぐにわかった。
逆であってもそう簡単にはできない。
だからこそ…了承する外なかった。