第21章 *初めての…
フィン「はあっはあっはあっ//」ぐらっ
高揚する中、仰向けのままベッドの上で動かなくなったケイトの上へ僕は力無く倒れ込んだ。
慣れない動きに手間取ってしまったのもあって、ケイトの身体へ負担をかけないようにしたのだが
流石に最後あたりはいきそうという感覚にとらわれて抜け出せず、欲望のままに腰を振り続けてしまった。
ケイトの全身が未だのけ反った状態で痙攣している所から察すると、いった状態でさらにいったのだろう。
ただでさえ未知の感覚だったというのに、さらに奥へ踏み入らせたのだから仕方ない。
そっと起こさないよう後片付けをし、新しい下着を履かせてバスローブで身を覆い
そこからはいつもと同じように抱き締めて寝ようとした。
だが…どうしても、眠れない。
昂ぶっているからか、欲望がまたむくむくと起き上がってきてしまった。
いった後もなお続けた時の反応が脳裏に浮かんで、離れなくなっていた。
ケイト『ダメ、死んじゃう!//
いや、いやああ!///ゃああああああああああ!!////』
必死に頭を振るケイトの叫びと涙を視界に入れたまま我慢できず
それでもなお突いた当時の感覚がよぎり、それだけで軽くいってしまった。
手で擦っていくのとは全くもってわけが違い、とても心地よく…今までに感じたことがないほど気持ちよくすらあった。
それに夢中になった結果、ケイトの訴えを無視する結果に終わってしまったのが残念でならない。
気持ちいいと感じていたのならいいんだが、それも限度を越せば痛みを味わうだろう。
いや、痛いのならば痛いと叫ぶはず、それがなかったということは?
そこまで考えてから、「本人に聞かなければ始まらない」と思い至り、頭を振って思考を停止させ、眠りにつくことにした。
起きた後で聞いてみた所、今までに感じたことがない感覚で…とても気持ちがよく、心地よくすらあったと言われた。
だが、快感があまりにも過剰過ぎて耐え切れずにそのまま気絶してしまったという点の指摘と、繰り返さないようにという注意。
そしてケイト曰く「腰が痛くて起き上がれない」という問題だけが朝に残った。
それが判明した時刻は朝7時、共にベッドの上で起きた時のことだった。