第21章 *初めての…
女の臭いがした。
ぐちゃぐちゃに濡れ、糸を引くそれを右手で触れる中、「まだやるの?」とケイトの潤んだ目が訴えかける。
普段一緒にいる時は無防備で、そんなことをする気さえもなく、ただ隣にいるだけでよかった。
それだけで安心して、幸せを感じていた。
それが今では…互いを欲している。
フィン「頼むから、これ以上欲情させないでくれ…///」
ケイト「何を…するの?//」うるっ
フィン「…指を、入れる」
ケイト「優しく、してね?」
フィン「こく)ああ…言われなくても、そのつもりだ」
そう言いながら、中指を静かに…少しずつ濡れたケイトの中へと入れていった。
ケイト「ひっ//;」がたがた
フィン「…やっぱり、怖いかな?」
そう言いながら見つめ返すと、ケイトは弱々しく頷いた。
全く…戦えばそちらの方が強いというのに;
そうは思いながらも、悪い気はしなかった。
本気で暴れれば逃れることなど容易いはずだ。
それでも今、身を任せてされるがままになっている。
それは、ケイトからの信頼の証に他ならない。
それをヒシヒシと感じながらも、僅かに指をグラインドさせてGスポットと呼ばれる部位を指の腹で軽く叩いた。
それに再び「ひゃっ//ぁっ//」と喘ぎ声を上げるケイトに、僕は堪らず左手で右頬を撫でながら唇を寄せて奪った。
逆に今度はケイトから舌を絡ませてきて、唾液をも絡め取ろうとするほど執拗に離すまいとしてきた。
快楽を貪るでもなく、股間から来る感覚から逃れようと必死に足掻いているようにも見えた。
そんな最中、人差し指を入れた。
ケイト「痛い!痛い!痛いぃ!!;」
首を懸命に横に振って痛がるそれに、慣れるまで深くは入れず
浅いまま僅かに、少しずつ指の第一関節まで入れていき、痛みを感じれば動かさずに唇を奪うことに専念した。
そして第三関節まで人差し指も入れ切った後、薬指もまた同様にして慣らしていった。
時間をかけ過ぎたせいか涙を流しながら唇に懸命に吸い付いてくるケイトに、色んな意味で限界になった。