第21章 *初めての…
お風呂に一緒に入った。
入ったはいいんだが…問題はその距離だ。
何故微妙に間が空いているのか聴きたい。数値にして50cm。
左にいるケイトをよくよく見ると、胸は大きく、他は筋肉質で割れていた。
だと言うのに、いつも抱き締めた時に感じる感触は柔らかかった//
例えるのなら…硬い『鉄板』に、吸い込まれるような柔らかい『クッション』がすぐ上にある感覚に近い。
肌の組織も繊細に見える。小さくて細かい。
油の方が少し多いかな?(じいいいいいいい)←目を皿のようにしている
ケイト「…/////
あ、あの…//」おず
フィン「!///す、済まない//」ふいっ
しまった。見入り過ぎていた。
ケイト「その…//
男の人の裸って…見たこと、なくって//
見せて、もらっても…いい?///」おずおず
フィン「!!////(ドキッ!!)
あ…ああ///」こく
ケイト「ご、ごめんね//
洗ってる時に見れたら、さ///」ごにょごにょ
フィン「い、いや…気にしなくていい////」汗
ざばっ!
駄目だ、このままだとのぼせる///
そう感じながらも、ケイトのすぐ前へ歩み寄って抱き締めた。
ケイト「!!!?////」ぼんっ!!
フィン「ケイト…///」ぎゅうっ
ケイト「!//
(男の人の股間って、こういう…あれ?なんか、少しずつ変わってって…
あっ!(はっ!)
そう言えばリヴェリアに性の勉強について教えてもらった時…これが勃起?/////」かああっ!!
フィン「済まない//…見られたくは、なかった////」
ケイト「ごめん//…視えちゃってます////」俯
フィン「ああ//…そのようだね//
…ケイト、これからシャワーで身体を流した後、頭を乾かして寝室に行く。
ベッドに着いたら脱がす予定だ。バスローブを二つ用意してある。
それを着てベッドに来てくれ//」
そう言いながら素早くシャワーを浴び、手早くバスタオルで身体を拭いてバスローブを着て、髪の毛を乾かしにかかった。
ちょうど乾かし終えた頃に上がってきたケイトへ、『待ってるよ』と一言残して走って去った。
このままでは駄目だというのは、僕が一番よくわかっていた。
フィン「はあっはあっ///」ドキドキ
このままでは初行為がベッドではなく浴場になってしまうから――