第21章 *初めての…
ケイト『その…生理、終わった。今夜、いける?』
初めての一夜のお誘い…いや、まあそれは無きにしも非ずだったわけだが……
意中の女性からのそれは、人生の中で初めてのもので…胸が高鳴り、高揚するばかりだった。
ケイト「ちょちょちょ、ちょっと待って//
一緒にお風呂って、こんな時間、というか一緒?え?//;」おろおろ&あわあわ
フィン「何故今になって慌てるんだろうね?
前に手伝わせておいて//」にやり←696ページ参照
ケイト「あ、あれはフィンの裸を見るとは思ってなくってね!?//」あわあわ
フィン「そう言えば男の浴場には入ったことが無かったよね?
さあ、行こうか」ずるずる
ケイト「やめてやめて//恥ずかしいよおおおおお////」じたばた
ロキの神室から出てすぐ、そんなやり取りをしながら
僕は異議を唱えるケイトの襟首を掴んで引っ張って浴場へ引きずり
それに対してケイトは両足をばたばたさせて抵抗しようとしていた。
だが、止まる気は欠片としてない。
あの時の逆襲を今果たす!
あのせいでろくに寝れなかったからね(にや)←697ページ参照
ガレス「大丈夫じゃろうか…?」
リヴェリア「心配になる気持ちもわかる。
だがフィンのことだ、乱暴なことはしないだろう。
よもや意中の相手にはな(くす)←目を伏せて笑う
それよりも問題は…ロキをどうするかだ」じー←笑みから一転、曇った表情を浮かべて腕組みをしたまま気絶したロキを見下ろしている
ガレス「縛っておけばよかろう」
リヴェリア「そうだな。
毛布にくるんで縛り、布団をかければ問題はないだろう」
ガレス「風邪もひかないじゃろうしな」
リヴェリア「それが終わればやっと眠れるな」やれやれ嘆息
ガレス「ぱっぱと終わらせて寝るぞ」
ロキの神室で残された二人がこんなやり取りをしていたと知ったのは、行為も終えて起きた後だった。