第20章 龍人化
ベート「はっ…はっはっはっ…
はっはっはっはっはっはっはっ!^^
よく言った大馬鹿野郎!!」にや
ティオナ「むっ)口が悪いって何回言わせればわかるの?馬鹿狼」
ベート「ああ!?
いいんだよ、あいつは大馬鹿野郎だ。
ろくに人も傷付けられねえ馬鹿だ!!
そうでなきゃ…この俺が見とれるわけねえだろ」
『!!』瞠目
ティオネ「…認めてるって、素直にはっきり言えばいいのにねえ?」溜息
ベート「ああ!?」
ティオナ「ツンデレだからね、ほっとこ」
ベート「黙れ胸無し!!」
ティオナ「いい加減その呼び方やめろおおおおお!!!・・;」飛び掛かる
ぎゃーぎゃー!!
どったんばったん!!
ガレス「珍しく素直になったの」ふっ
リヴェリア「ああ…そうだな」ふっ
ラウル「あ!ポーション持ってきたっす」
フィン「ああ。ありがとう、ラウル」
ラウル「お礼より状況説明して下さいっすよ!!;
ケイトさんのあの状態は一体何なんすか!?;」ビシッ!!
ケイト「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!」
再び吠えながら、魔力を回復する側から食い尽くし続けて自身の魔力に変え続けるようバインドで縛った。
それらの上に立ちはだかっている中、ふーぅーふぅーっ!!!
そう息を荒げるケイトを前に、僕は歩み寄っていった。
フィン「…」
ティオネ「危ないですよ団長!」
フィン「大丈夫だ」
ケイト「ふぅーふーぅっ!!」
フィン「……僕がわかるかい?」
ケイト「…ふぅー」
フィン「もう敵はいない。大丈夫だ。よく頑張った」そっ
そう右手をケイトの左肩に手を添えた瞬間、その純白の実体を宿した魔力は四散した。
表情だけでなく服やその模様さえも覆って見えなくしていたその濃密なそれは
外側のは大気に散り散りに、内側のはそのままでい続けた。
ぐらっ
とさっ
闇派閥の山の上で跪き、僕の左肩の上に頭が来るよう力無く倒れ込むケイトに、僕は左腕をその背に回して抱き寄せた。