第20章 龍人化
ケイト「ん…//(舌が、絶妙にからんでっ//」
フィン「ケイト//ちゅっ…
ケイト…//」ちゅぅっ
『ケイトが欲しい』『君が欲しい』←649~651ページ参照
止めどなく溢れてくる想いに逆らわず、何度も唇に深く深く吸い付き、愛を送り込むように何度も重ねて舌を口内に入れ、優しく舌を絡め、歯や歯茎をなぞる。
どうやら初めての感覚に慣れず、腰が砕けたようで尻餅をついていた。
ケイト「フィ、ン…//」
フィン「ケイト…君は、僕のものだ//」
真剣な表情で見下ろしながら言う中、ケイトもまた呟いた。
ケイト「じゃあ…フィンは、私のものだね?//」
フィン「ふっ)//…ああ//」こく
心底嬉しそうに恍惚とした表情で、逆に尋ねるそれに僕は頷いた。
唇を離すと糸を引き、それを見た瞬間にケイトは慌てて拭いていた。
その表情が可愛らしくて、また重ねた。
すると、逆襲だとばかりに舌を今度は僕の口の中に入れて絡めてきた。
徐々に深まり、激しさを増していく中…魔石灯が点滅したのを皮切りに、ようやく離した。
ケイト「はあっ//はあっ//」
慣れないことをしたせいか、頬は赤みを差していて目は潤んでおり、愛しいという想いだけでなく、とても色っぽくも感じた。
もう一度だけk
ティオナ「フィンー!ケイトー!一応武装準備ー!」
フィン「…//;」
もう少ししたいという想いを辛うじて飲み込みながら、僕は馬車へ歩み寄った。
無論、ケイトを俗に言うお姫様抱っこで抱きかかえて運びながら。
後に…激しく何分もキスをし合った、その北西のメインストリートに近い路地裏は
【勇者(ブレイバー)】と【英雄(ヒーロー)】が唇を重ねた場所と知れ渡り
その通りでキスをしたカップルは結ばれると囁かれ、縁起担ぎとしてカップルが集うようになり、『リア充通り』と呼ばれるようになったという…;
ケイト「何回キスしたんだっけ;もう回数がわかんないや;」汗
フィン「53回」きっぱり
ケイト「ディープキスは?;」
フィン「85回」
ケイト「…やり過ぎ;」
フィン「はははっ^^//
まだもうちょっとやりたかったんだけどね//」にこにこ←とっても上機嫌
リヴェリア「続きは二人きりの時にでもしてくれ」嘆息
少し呆れた眼を向けられたが、まだまだやり足りない。