第19章 宴
帰りの道中
ロキ「ケイトー、総出で出ていってもうたけど警備はボンだけで大丈夫なんか?」
ケイト「だいじょぶだいじょぶ。
ロキ・ファミリアしか入れないよう結界張ったからー」
フィン「…ケイト、これを」
ケイト「?何だっけ?これ(赤い球?」
フィン「例のオリハルコンの扉の『鍵』だ」こそ
ケイト「ああ!思い出した」
フィン「…余裕があればでいい。それを通じてダイダロスの末裔を」
ケイト「わかった。今読み取る」すぅー
そう言いながら一度呼吸した。
吸う空気は少なく、それでいながら深く時間をかけたそれは…凄まじい魔力を通していた。
よくよく気を張らなければわからないような、とっても薄い魔力がオラリオに拡がった。
彼女が言うには、オラリオにいるのは間違いない。とのことだ。
ケイト「ドン~!もふもふもふもふ
フィン「…」←眉間に皺が寄っている
ケイト「お皿直せてよかった。←705ページ参照
ミア母さんがいきなり冒険者に叩きつけたから驚いたよねー?」
ドン「きゅ」すりすり←ミアの足元で食べてた
フィン「…ケイト、あまり引っ付くのは」
ケイト「?どうしたの?」
リヴェリア「ケイト…気付いてやれ。
フィンは嫉妬してるんだ」
ケイト「ああ。ドンをもふりたいんだね!
はい、フィンも」すっ
ドン「きゅ!」訳:よきにはからえ!←酔ってます
リヴェリア「違う。そうじゃない;」
ケイト「?え」首傾
フィン「…」
ケイト「そっか!ドンと同じことをされたいんだね!」
フィン「…」
ケイト「まずは仰向けにして撫で回してブラッシングしてぎゅううううっとして」
フィン「うん…抱き締められるのは嬉しい。
でも、とりあえずドンは寝室への入室禁止で」
ドン「きゅ!?;」ガーン!!
ケイト「何故!?;」
フィン「…」ふいっ
ガレス「恋する雄の顔になっとるぞ」にまにま
リヴェリア「まさかこんな表情を拝める日が来るとはな」ふふっ
フィン「…勘弁してくれ^^//;」