第19章 宴
ケイト「ずっと独りだった…お姉ちゃんもいっぱいいっぱいでさ。
ろくに聞いてくれる人なんて、いなかったんだ。
だから幼い頃は泣き虫で、泣くことでしかストレス発散ができなかった。
そんな時に…精霊と出会った」
ティオナ「それがケイトの中にいる精霊?」
ケイト「うん…名は…なんだっけなあ。
いつも精霊って呼んでるから、そっちに愛着が湧いちゃったのかな^^;」
ティオナ「そっか。
ほらお酒注いであげる^^♪」
ケイト「ありがとう、ティオナ。
だからその…私が変われたのは、皆のお陰だから。
そんなに深く気にしないで、とらわれないでいいんだって解って…本当に、安心したんだ。
だから!皆…その…重いのに受け止めてくれて、受け入れてくれてありがとう//」ぽりぽり
ベート「はっ。誰がんなもん気にするかよ」
ティオナ「ベート!言い方!;」
ベート「てめえはてめえだろ。んな深く考え込んでんじゃねえよ。
気負い過ぎなんだよ、礼でも何でも」
リヴェリア「確かにそうだな」
フィン「そうだね…もう少し気楽に考えて欲しいかな」
ガレス「気にするも何も、こやつにとっては人生で初めてのことなんじゃ。
仕方なかろう。
第一、それもこんなに大人数ではな^^」くっくっくっ
ケイト「ん…皆の想いはなんとなくだけどわかった!
ともかく、今は宴を楽しむことに専念するよ!
フィアナに乾ぱぁ~い//」
フィン「ははっ。くれぐれも飲み過ぎないでくれよ^^//
君は羽目を外し過ぎるとすぐ酔い潰れるんだから」
ガレス「今宵ぐらいよかろう」
ロキ「ええで~!たんと飲め飲め~!!^^//♪」グラス掲げ
ごくっ!!
ガレス「一息に行かんか!」
ケイト「…無理、のどがちょっとひりつく;」
リヴェリア「徐々に慣れていけばいい。決して無理はするな」
ケイト「うん」
ちびちびと飲んでいく中、2杯目で既に酔い潰れかけていた。