第19章 宴
アイズ「本当に…よかった」
ティオナ「まだちょっと足取りが覚束ないみたいだけどね」
レフィーヤ「精霊寵愛って凄いんですね。たった6日で」
フィルヴィス「あの…他ファミリアの私が本当に参加してよかったのでしょうか?;」
ティオナ「大丈夫大丈夫。ロキが払うって言ってるんだから気にせず食べちゃって。
こちらとしてもレフィーヤを助けてもらってたし、助かったし^^」
フィルヴィス「…ありがとうございます//」微笑
そんな和気あいあいとした雰囲気の最中、違う席からある声が聞こえてきた。
「ちっ。調子に乗りやがって。
何が危険を祓った奇跡の光だよ。
ただの調子に乗ったクズだろ」
「でもオラリオ全土所か世界中に散ったんだろ?
あれで俺は肩こりが一瞬で治ったぜ?
他の皆だってそうだ。不調がいっぺんに消し飛んd
「はっ。ただの光だろ」
その声が聞こえた瞬間、静寂に包み込まれた。
『あ゛?』
怒りと共に、そんな声が響き渡った。その声を出したものの中にはベートもまたいた。
ベート「雑魚が。口しか出せねえのか?」
ティオナ「ねえ?本気で言ってるの?」
アイズ「あなたがケイトの何を知ってるの?」
リヴェリア「随分と恥知らずな行いをするものだな」
ティオネ「答えてみなさいよゴラァ!!!!」だんっ!!!!
ゴゴゴゴゴゴ
一瞬で酒場が何やら不穏な雰囲気に包まれた。
何故か殺気を飛ばす人達の中には【小巨人(デミ・ユミル)】(ミア)までいるほどだ;
さぞかし相手には堪ったものじゃないだろう。
ケイト「あれ?これって幻覚?幻聴?」たらたら
フィン「現実逃避しようとしている所悪いけれど現実だよ、紛れもなくね」
その状況にやれやれと溜息を零す最中、どうしたものかなと考え込んでいた。
「ひっ…」たじっ
ロキ・ファミリア全員からの殺意
ひいては第一級冒険者からの殺意は凄まじく、殺気だけで殺せそうなほど濃密になっていた。
何故か殺気を飛ばす中には、豊饒の女主人の従業員までいるほどだ。随分と慕われているようで僕は心底安心した。
「ひいいいいい!!」扉へ走る
ミア「金払いな!!」
ぱりぃん!!
「ひぃっ!!
し、失礼しましたあああああ;」
彼は脱兎の如く去っていった。
ケイト「私って、そんなにクズだったのか…」汗
『は!!!?;』