第19章 宴
ベート「鵜呑みにしてんじゃねえ!アホか!!」
ケイト「えー;だって言うからにはそれなりのことをされたんじゃ?」
リヴェリア「お前はどこまで馬鹿なんだ」嘆息
ティオナ「実際にやってないことまでやったように言われることだってあるんだよ?
散々街の人達にされてきたんでしょ?」
ティオネ「ケイトを罵ったってことはそれを入れたロキ・ファミリア、ひいては団長まで罵ったってことに相違ないのよ。
そもそも前の実績で既にどれだけの戦力かわかってるくせにああいう風に言ってるってことはね、ロキ・ファミリアに喧嘩売ってるってことと同意義なのよ!!!」ボキボキ
ケイト「なるほど」
フィン「というより、どう考えても吹っ掛ける方が悪いと考えることをお薦めするよ。
謂れのない罪で散々言われてきたんだろう?」
ケイト「うん。嘘ついてなくても嘘つきって言われてきた。
おまけに話しかけてくる人いないし話しかけない限り反応しないただの人形みたいな扱い。
父親からは話しかけられるけどストレス発散の道具だったし、育てのお父さんは全くそういうことしなくって…あの時は本当に驚いたなあ、ショックだった」
『……うん』
何故だろうね…
聞いてるだけなのに、空気ごと重く感じてくる…;
ティオネ「やり返しなさいよ!!そこで!!何で言われっぱなしになってんの!!!?
そんな奴等はぶちのめさないとやめないわよ!!いじめてきてんだから逆にぶちのめすぐらいのことされたって文句言えないわ!!
私が言わせないからとことんぶちのめしなさいよ!!」
ケイト「せっかくのお言葉だけどそんなのしたら血で血を洗う抗争にまで発展しちゃうよ。
皆まで巻き込んでそっちに行くのは嫌だ」きっぱり
ティオネ「ああ~もう;あんたって人は本当に…
人さえ良ければ自分がどうなったっていいの!?;」
ケイト「うん!!
でもそれは昔で、今ではちゃんとムカッてぐらいには怒れるようになったよ!頑張った!!」えっへん
ティオネ「そういう問題じゃなぁーい!!!!!!・・」どっかぁーん!!
ティオネ…気持ちはわかるが抑えてもらえると助かるんだが^^;
そんな僕の声は、ティオネの喧騒によって掻き消された。