第19章 宴
ケイト「まだ…その…私は!フィンは!!子供ができるような行為はしてない!!!
情事はまだ人生の中で一度さえもやったことないの!!!!
実は昨日生理迎えて、今2日目で出血がひどくって、ただでさえ弱ってた状態だったから余計に弱ることになって!おまけにホルモンバランスの乱れやら色んな要因の兼ね合いがあって、それで!!
それで吐き気が出ただけなんだ!!!!
だから妊娠じゃなくって、妊婦でもなくって!そういう行為もまだやってなくって、やったこともなくって!!
だから……そのっ…私は妊娠じゃありません。
止めるのが遅くなってごめんなさい;」しゅんっ&深々お辞儀
『…………』
しーん
水を打ったような静寂に包まれて、とっても居た堪れない気持ちになった。
ラウル「そもそもの元凶はベートさんじゃないっすか!!;」
ロキ「誤解招いたんやから責任取りや!!」
ベート「ああ!?知るか!!」
ケイト「ごめんなさい;」びくびく
ロキ「ケイトは謝らんでええねん。早とちりしたベートの責任や」
そうしてようやく賑わいが戻り出した頃(3分後)、石像と化していたフィンが復活した。
フィン「…」はっ
ケイト「フィン、大j
フィン「神の子供かな?行為もなしにできるということはそういうこと」ぶつぶつ&遠い目
ケイト「違う!!違うんだああああ!!;」
そう叫びながら持ち上げて必死に揺するも、決して戻ってくることはなく…
死んだような目で「大方どこかの神様が精子でも叩き込んだんじゃないのかな?」などと疑問を『念仏』の如く口にし続けるばかりで。
私は…
ケイト「そんな風に言うんだったら今すぐ脱いで!!ここでやる!;
今すぐやる!!;だからお願いだからそんなこと言わないでよ、わああああああん!!!;」半泣←服に手をかけて脱ぎだす
リヴェリア「待て!;やけになるな!!!;」がしっ!!←必死に押さえ込む
感情のままに暴走した後、フィンに抱き締められながら謝罪を受けた。
どうやら私の時、ひいては龍神様の如くされてしまったと早とちりしかけたらしい。
事態はある程度落ち着きを取り戻したのだが、あるハンターの目は消えなかった。
ティオネ「団長は…まだ童貞っ!//」はあっ!はあっ!!
ティオナ「いい加減諦めてってば;もぉ~っ!;」嘆息
いつものことである…;