第102章 戦乱(せんらん)
11月10日
小5の秋の遠足
親同伴のもので…あるものを持ってくるように言われていた
遠足前日
11月9日夜
小南「恵土!コレ貸して!」恵土の胸を指差す
恵土「だめだ!!これだけはだめ!!」頭を振り十字架を手に後ろへ引く
小南「ええ?なんで
恵土「私のお母さんの形見だ!!
これしかないんだ!!」
小南「あ……
(俯く)
ごめん、なさい」床に座り込む
恵土「っ……(ぐっ)←飲み込む
なんで…必要なんだ?」隣に座る
小南「…………
家族の…大事なもの…
それがテーマなんだって」
恵土「……………
(そうか…そう言えば桐絵…
何も残らなかったんだったっけ…)
そっか…お前と私は家族だもんな」顔を上げ窓の外を見る
小南「うん…」俯いたまま項垂れる
互いに床へ座ったまま
恵土「わかった
いいぞ(すっ)←首の後ろに手を回す
ごめんな、強い言葉使っちまって←ネックレスを外す
(ちゃりっ)←小南の手を取り、手の上に乗せる
やる」真剣
小南「え?」きょとん
恵土「勘違いするな
帰ってくるまでの間だ
絶対一緒に帰ってこい!
いいな?」
小南「……
…(ぱあっ!)
うん!(涙目頷き)
ありがとう!!^^//」ぎゅうううっ!←胸元へ飛び付き首へ腕を回して抱き締める
恵土「っとと
いいか?傷一つ付くなよ?」
小南「うん!(キラキラ)
絶対大事にする!!
恵土「お前のことだ!!
十字架よりお前だ!わかったな!!?」真剣な凄い剣幕
小南「びくうっ!)………わかった」
恵土「いいか?
ものは直せる!白帝でなんとかできる!
でも…人は違うんだ!死んだらもう戻らない!!わかったな!!?」
小南「こくん)
そ、そうね!わかったわ」
恵土「よし!
これで安心だな^^」頭なでなで
保護者として、最上さんが同伴していた
空いていたのが最上さんしかいなかった
宝探しゲームで
一つのキャンプ道を山ごと使った大掛かりな謎解きものだった
ただ、一つだけ注意点があった
三日前から昨日昼までの大雨で崖周辺が危険なので近付かないように、というものだった
暗号による謎解きから始まり
フィールド全体に各自散りばめられてあるマーク
それらを解いて、先生へ預けた宝物を隠された場所を探し当てるまでがゲームだった
それは…午前中には場所を洗い出せた
崖から遠い場所にあったのだが…
