第18章 絶対安静
フィン「…まあ、それも含めて楽しんでいた僕が言えた義理ではないのかもしれないけれど」
ケイト「大丈夫!
頼る!!頑張る!」
フィン「…不安だなあ^^;」ただただ苦笑
ケイト「ぐさっ!)う…;
そりゃ…確かに慣れてはいないけども;」
フィン「そうだね。
別に焦らせたいわけじゃない。
早く慣れろとは言わないけれど、ただ…なるべく頼って欲しい」
ケイト「…わかった」こく
フィン「それで…君と僕の合作方法だとどれぐらい削減できる?」
ケイト「ちょっと待ってね…10分の1だ」
フィン「ちょっと待ってくれ。
今、気のせいじゃなければ発動しかけたようにも感じたんだが;」
ケイト「うん。ちゃんとキャンセルしたよ?」
フィン「…怖いとは思わないのかい?;」
ケイト「その場合はすぐ頼る!」ぐっ!
フィン「…極力禁止で頼むよ;オラリオでは;」ズキズキ←頭痛がしてきた
ケイト「わかった!
キャンセルありでもしないようにするね。
どうしてもやるとしてもシチュエーション魔法かな」
フィン「ああ。是非ともそれで頼むよ^^;」
ケイト「うん!
…あれ?
そう言えば何でそういう話になったんだっけ?」
フィン「ああ。君が龍の力を使えないという話から発展していったんだったね」
ケイト「そっか。
あと多分だけどさ…
細胞にある『強める力』は、精霊のものだと思う」
フィン「そうだったのかい?」
ケイト「うん。そう考えれば…小さい時に一体化して、力の制御を手伝えれてた理由に繋がるんだ。
クリエイトは強大過ぎるが故に、小さい頃はまだ身体が完全じゃないから持ってるだけで弱り切ってた。
加えて暴力や暴言によっても弱ってたから、精霊が身体を耐えられるように強化してくれてたんだ。
精神的に弱っても元気づけるように声を掛けながら、生きていけるように強めてくれた。
何度でも…何度だって、傍に居て…支えてくれたんだ」
フィン「なるほど…普通なら死んでいた。
それを打開させていたのは精霊の持つ力だったということか。
そしてその精霊の持つ『強める性質』が魔力だけでなく細胞にまで付与された。
そうして、ケイトの元々持っていた『浄化』という性質に、精霊の持つ『力を強める』性質が併せ持ったというわけか」←565ページ参照