第100章 未来(さき)へ
秀次「……………(きれい」
言動も、心も…
そう見えた
光が纏わりついているだけじゃなく…
この人を見るに通して全てが…
輝いて、そのまま散っていってしまいそうな…『淡い光』に見えた
そう…思った瞬間には叫んでいた
ずっと一緒にいたい
守りたい
助けたい
力になりたい
この人と家族になりたい!
僕が守るんだ!!
そんな心中からだったそうです
そして手紙と連絡先の書いた紙を手渡し
よその家に行くということで
電源を落としていた携帯を起動すると
城戸さんから鬼電の着信履歴があり
電源を入れて確認してから十数秒後に再度着信
どこにいる!?無事か!!?
連絡も無しに約束の時間をすっぽかしたこともあり、皆が皆三門市全域を恵土を探しに走り回っていたそう
神の力を使える白帝までは没収していなかったので
ネイバーフッドに行ったんじゃないかとまで上に下への大騒ぎ
で…城戸さんが騒ぎを聞き付けて鬼電という流れ
東大門から南、西の果てまで探し回っていたそう
その電話で相談したいことがあると伝え…
結婚相手が見つかって…その親が引き取りたいと言っている
手紙と連絡先を預かっているから、また返事をお願いしたい
と伝えると、唖然としてから…
城戸「……兎も角…気を付けて帰ってこい
なるべく早くな」
恵土「はい」
19時頃のやり取り(会話)だった
23時
ずっとずっと歩いたり立ったり座ったり
前をウロウロし続けてたんだ
明かりがついているのもわかってた
でも……
あの時…どうしても入れなくってさ
どんな顔して入ったらいいのかわかんなくって、ずっと…入れなかったんだ
最上さんが影に気付いて、外を指差して城戸さんに促していたらしい
ガチャ
恵土「びくうっ!!)」恐る恐る怯えた顔で振り返る
城戸「……
おかえり(苦笑)
(なんて顔をしているんだ…全く)
外は冷えるだろう
中に入りなさい」場所を開けて促す
恵土「……………
はい」
恐る恐る玄関に入って
最上「おかえり」
恵土「……ただいま」
玄関先でそんなやり取りをして
いないことを見渡して気付いた
でも……
城戸「ほら
靴を脱いで入りなさい
風邪を引く」
恵土「………」ごそごそ
靴は脱げても…
身体はすっかり竦んでしまっていて…
動けずにいたんだ
その場から
たったの一歩すらも踏み出せず
