第100章 未来(さき)へ
だが…トリオン体でさえなければ、襲い掛かりはしなかった
恵土「ふー!ふー!!ふー!!!」
息は白く、周りが蒸気で湾曲し、目も血走り、髪も逆立ち
何を言っても言葉が通じない極限状態
だから有吾は……
母の目を…半開きのまま亡くなっていた母の目を閉じて、もう休ませてやれって言ってくれたんだと思う
木刀を首筋に突き付けられた中で
勝手に餓死すると踏んだのか、敵の増援はもう来なかった
そんな中でのことで…やっと泣けたのはその時だった
所変わって公園…
恵土「ったく…
なあにが生きる道を探せ、だよ」
公園の草藪の中で、大の字になって仰向けに寝転び、ふて寝していた
恵土「有吾が心配なんだよ
なんでわかんないんだよ!!
もう血の繋がった身内は有吾だけなんだよ!!!)
なんで…駄目なんだよ
ちくしょう……」じわっ←涙が視界を埋め尽くし、擦る
涙が端から溢れ、零れ落ちる
その時…ふと浮かんだ
最上『これを付ければいいものが見えるぞ』
恵土「…………
(すっ)
(………意外と綺麗だな
透明で、ちょっと緑っぽい」
がさっ
恵土(ん?)音のした方へ向く
寝っ転がったまま顔を左へ向けると
「ふわあああああ…////」
目をキラキラさせた子供がいた
四つん這いで恵土を真っ直ぐに見つめて——
恵土「!!!?;」
ばっ!!
がさがさっ!!
どんっ!!
咄嗟に右側へ飛び、尻で着地して
その姿勢の時に左後ろ側にあった木にぶつかる
その衝撃でサングラスの左目部分が下へ落ち、斜めに掛かる
髪も荒れ、葉を頭を付けた中、混乱した頭で必死に考える
恵土(誰だ?近所の子供か?)???
頭の中で「?」が飛び交い続けていた
その中で、やや遅れて右目のも外れ、目から首へサングラスがズレ落ちた
秀次「………(きれー」
ずいずい四つん這いで近づいていくそれに
後ろへ下がろうとするも下がれず困惑した表情を見せ引き攣らせてゆく
恵土「あの……(おず)
どうしたの?;何かあった?」たらーり半笑い(精一杯)
秀次「あの…!」正座
恵土「びくうっ!!)?;」
表情を引き攣らせる、その恵土の左手を両手で取って、叫んだ
秀次「結婚して下さい!!!//」真剣
恵土「!!!?;
は?え?え?え?は?は?え?へ?な?え?え?」頭真っ白
大混乱で何が何だかわからずフリーズしていた
