第100章 未来(さき)へ
ただ…有吾が心配で、気が気じゃないんだ
今のこの状況でも…
よっぽどのことだろうし
一年も欠かさずにそうだったから…余計』
『………』
忍田『そうだったのか』
林藤『んん…』←なんとか飲み込もうと頑張っている
最上『そんな時に…これまで生きてきた道を否定されたように感じて
色んな感情が一気に爆発してしまって…ああなってしまったんだろう
突き放すやり方でもしなければ…きっと、必ず、己を守ろうとしてしまう
そうしたら……母のように……と
俺は後で現場を、実際にあった事柄を見せてもらったが…
想像を絶するものだった』
『!……』
最上『生きる意味を見出すのに、誰も死なせないのに…
ただ、必死で…嫌で、仕方ない…
あいつの心はまだ…『子供のまま』なんだ
なまじ腕がある分…厄介だがな^^;』
林藤『………
それでも…!
それでも…あいつは仲間だ!
ほっとけねえよ!!』
最上『なら見守ってやってくれ
あいつが成長する時を…
恵土ならきっと…自分で気付けるはずだ
お前の思いも、きっと』微笑
林藤『………
俺は…最上さんほど大人になれねえよ』拗ねた顔でそっぽを向く
最上『ははははは^^
無理にしなくていい
大丈夫だ…
きっと、いい未来に進めるはずだ』微笑
そう…笑い掛けられていた
その意味を…二人は当時、まだ理解できなかった
最上『あの子(恵土)は…
本当に、優しい娘(子)だ』
そして…その日、初めて、恵土の過去の映像を見て、二人はその想いの経緯と深さを理解した
お母さんが死後硬直で離れなくて
纏いを使って強化して、右腕で傷を負わさないようにして抱えながら
左手1本で、壊れた家の柱の一部?の棒切れ拾って斬ってから
部屋にあった木刀を拾って根こそぎ斬り捨てに、泣き叫びながら走り回っていた
破壊音が止んだのはモールモッドの数が千を超えた頃
バラバラに出てきていて満遍なくいたから、村は50km四方もあったし纏いを使えば光速で動けたから遺体は守れた
遺体の中には傷があって血が流れてたし、モールモッドはその返り血を浴びていた
そのモールモッドの返り血を浴びながら、根こそぎ殲滅する気で暴れ回っていた
そんな阿鼻叫喚な地獄の中で恵土は暴れていた
有吾に会うや否やトリオン体なので敵と即断し斬り掛かり解除させる
有吾「!(やられる!」
