第100章 未来(さき)へ
焼肉屋・寿寿苑にて
個室の貸切をした
19時から21時の枠で
迅「えーっと…まあ、小難しい話は抜きにして
皆さんお疲れ様!
打ち上げってことで気楽に食べてって!
それじゃあ乾杯!」
『乾ぱあ〜い!!』
一斉に飲んでいった
恵土「ここに来るとあれ思い出すなあ
犬飼「ああ、あの村?故郷の」
恵土「うん!←深く頷く
昔はねえ、熊や鹿やイノシシの脳天ぶち抜け言うて
毛皮も取れるし肉も取れるし熊に至っては胆臓が薬になるから、熊胆(ゆうたん)言うやつ
苦しまんようにしろ
命もらうんやからって教えなんよ
『なるほど…』
恵土「訓練にもなるし一石二鳥!^^」
水上「いつもながら奥が深い」
恵土「ところで…
みんなへのお返しどうしよう
一万円渡す?」
小南「いやよそんなの
もっと別のがいいわ!」
恵土「う〜ん…
そういや、前は警官だったなブロマイド
流石にバニーガールはやだぞ?
小南「や!やらないわよ!!」ぎくっ!!
烏丸「やろうとは思ってたんですね」じいっ
生駒「なんやそれ
初耳やわ」
恵土「ああ、桐絵への誕生日プレゼントブロマイドなんだよ私の←小南指差し
裏に私のサイン付きの
『なんやそれ!めっちゃ欲しい!!』
恵土「ん?そんなんでいいのか?
いいぞ!」
『やった!!』
恵土「1人1時間な」
『そんな沢山ええの!?』
恵土「ああ!いっぱい助けてもらったからな!
苦労したって聞いたぞ?
遠慮すんな^^」
『んじゃ遠慮なく!』『あざーすっ!!』
駿「あのさあ…質問なんだけど」
恵土「なんだ?」もぐもぐ
駿「なんで悪魔ってあんなに強いの?」
恵土「あー…」遠い目
駿「俺達の攻撃も神の力も効かなかったでしょ?
恵土「そりゃ管轄外だからだ」もぐもぐ
『管轄外?』
駿「どういうこと?」
恵土「いいか?
鞘付きの剣と鞘から抜いた剣——どっちのが斬れる?」
『そりゃ決まってるやん』
生駒「鞘から抜いた剣やろ」
恵土「それと同じ理屈だよ」
紙付きの割り箸を手に取る
恵土「魂の力は魂の力を持ってでしか影響を与えられん
生きてる間は幽体で、霊体がカバーになって魂の力が出し切れん
霊体へしか影響を齎すことは出来ん
実在化の強化もその理屈だ
その点死者は霊体を外せる
だから透過だって出来るし何も効かん
本気の時は外すからな
けど生者は魂の姿でも外せん
